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「気持ちは分かる…でも」で子どもが話を聞くように

子育て・教育

「気持ちは分かる…でも」で子どもが話を聞くように

叱られることが明白な場面で親がガツンと叱ってしまうと、子どもはバリアを固くする

茅ヶ崎市役所こども育成相談課職員の伊藤徳馬さんは、神戸少年の町版「コモンセンス・ペアレンティング(CSP)」という手法を伝授する「怒鳴らない子育て練習講座」を開設した立役者。神戸少年の町版CSPとは、アメリカで開発されたペアレンティングトレーニングのプログラムを日本の文化仕様にしたもの。「何をすべきかを明確に伝える、褒める、事前に練習させる」といったしつけの技術を親が経験的に学習していくプログラムです。この方法を分かりやすく『どならない子育て』、続編の『どならない子育て それでもやっぱりどなっちゃいそうなとき編』で解説しています。

注意する前にまずは子どもの気持ちを受け止める

 前回の「上手な注意『~しないで』は×、『~してね』は◎」では、子どもに注意をするときは「走らないで」という否定形を使うより、「歩いてね」という肯定形を使うほうが伝わりやすい、というコツをお伝えしました。

 ここでもう一度、「ベッドの上では跳ねないで」の問題を見ていきたいと思います。

 ベッドの上で跳びはねている子ども達に注意をするとき、肯定的な表現を使う他に、もう一つ有効な方法があります。それは「共感的表現」です。

<共感的表現の例>
 「○○したい気持ちは分かるけど、△△しようね」

 ベッドの上で跳びはねている兄弟を注意したいとき、共感的表現を使うとしたら
 「ベッドの上で跳びはねたい気持ちは分かるけど、ベッドから降りようね」
となります。

 共感的表現を使うと、子どもは自分の気持ちを分かってもらえたことで相手の話を聞き入れやすくなります。誰だって叱られるのは嫌です。だから、叱られると分かっているような状況下で親がガツンと叱ってくると、子どもはバリアを張ります。

 「聞こえないふり大作戦」とか、「言い訳大作戦」とか、「泣き逃げ大作戦」とか、いろんな戦術を使ってきます。

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伊藤徳馬の どならない子育て

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