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小島慶子 「勉強しないとああなるわよ」は最低だ

子育て・教育

小島慶子 「勉強しないとああなるわよ」は最低だ

もしもわが子が将来弱い立ち場に置かれても、生き延びられるようにするためには?

 街のクリニックには、インフルエンザの予防接種の告知が張り出された。これから子どもの受験の追い込みだという家庭も多いはず。父さんと母さんは努力して学校を出て会社に入り、頑張って働いている。だから君も頑張っていい学校に入り、いい会社に入って、特別な人におなりよ。ごらん、世の中にはそういう努力をしなかったから負け組になっている人がいっぱいだ。君はあっちじゃなく、こっちの住人でいなくちゃいけないよ……。

"唯一の正解" よりも "価値を問う力"を!

 人一倍の努力と実績を誇りに思う人ほど、我が子にそう言い聞かせるのだろう。でも、子どもが大人になってから生きる時代をまだ誰も見ていない。子どもの未来にはいいときばかりではないだろう。そのとき「こっちの世界」なんてもうないかもしれないのに、無責任な将来保証をして一度きりの子ども時代を受験勉強に明け暮れさせるのが、本当に強い人間を作ることなのだろうか。受験自体が悪いのではない。ただ、もう一度考えてみよう。人生に必要なのは唯一の正解ではなく、自分にとって何が価値あるものかを問う力だ。


西オーストラリアには、地球上で数カ所しか残ってないストロマトライト(バクテリアの集合体)が見られる場所があります。これはパースから車で3時間ほどのテティス湖という塩湖。丸い山みたいなのはストロマトライトとかトロンボライトというもの。シアノバクテリアが堆積した集合体です。まだ大気中に酸素がなかったころ、このバクテリアたちが地道に酸素を作り出し、大気を作ったのだとか。息子らと「みなさんのおかげです。ありがとうございます!」とお礼を言ってきました。

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