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女性活躍推進が投資行動の材料になる日は来るか

投資家が見ているのは中長期戦略。男性の長時間労働改善も含め企業姿勢が問われる

 2014年10月、日本総合研究所(東京都品川区)で開催された勉強会『投資家は企業の女性活躍支援を前進させられるか』。前編「女性活躍支援の推進は企業の価値を向上させるか」では、経済産業省、東京証券取引所による「なでしこ銘柄」の選定を行うESGアナリスト・小島明子さんの解説をリポートしました。後編では、勉強会の最後に行われた質疑応答の模様をお伝えしていきます。


【質疑の応答者】小島明子さん ESGアナリスト、山田久さん 調査部長(写真中央)、池本美香さん 主任研究員(写真左)、小崎亜依子さん マネジャー(写真右)

女性活躍を材料にした投資家行動はなかなか進まないが…

Q)女性活躍が、実際に企業価値、ひいては株価に寄与していることを開示するのは難しいのではと思ったのですが、いかがでしょうか。

A)小島明子さん(以下、小島) 確かに難しいところだと思います。多くの企業は女性活躍支援や女性登用の情報開示を政府に働きかけられています。情報開示のプロセスにおいて、目標設定や比率向上などをやみくもに行うのではなく、まず何のために女性活躍支援をやらなくてはならないのかを社内で議論し、どのようなメリットがあるのかを考えていくことに意義があると思います。

A)小崎亜依子さん(以下、小崎) ベストプラクティスはないのですが、投資家側は、女性活躍推進が中長期戦略でどのように位置付けられているのかを見ていると思います。具体的に企業のどんな取り組みが企業価値につながっていくのかは投資家側も知りたいところですし、企業側もやっていかなくてはならない。ですので、「女性活躍推進が企業価値にどう影響するか」を開示していくことは投資家と企業、両方にとって必要なことだと思います。

Q)過去に「なでしこ銘柄」を材料にした投資行動はなかなか見られないなかで、なぜ企業の皆さんは、なでしこ銘柄に選ばれたいのでしょうか。企業側のメリットについて教えてください。

A)小島 なでしこ銘柄は、経済産業省と東京証券取引所が選んでくれたというお墨付きを得るという意味で、経営トップ含め、企業の方の関心が非常に高いという話をお聞きしています。

A)小崎 なでしこ銘柄に選ばれると、特定のマークを付けられます。女性活躍は、効果が出るまでに時間がかかりますが、その効果の一つとして「こんなふうに評価されています」とアニュアルリポートやCSR報告書で第三者にアピールできることもメリットかと思います。

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