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米国の両立の秘訣は「誰かに頼る」のと「再就職」

デイケア(託児所)費用は1カ月2000ドルも。再就職が難しくないので一度退職するという人も多い

産後の休暇が日本に比べ短い米国で、働く夫婦は生後間もない子どもをどこに預けているのでしょうか。米国生活20年以上、看護師として働くママのクローニン真木さんが自身の経験、そして周囲の人達の様子をそっと紹介してくれます。

 クローニン真木の仕事場(セントルイス郊外にある病院の救急科)が、ただいまベビーブームだということは以前にも書きました「40人部署で10人妊娠!でも米国DUALは笑顔」参照)。昨年終わりごろからスタッフが10人近く妊娠して、この原因は仕事場の水道の水だという噂がまことしやかにささやかれたのでした。取りあえずそのブームも一段落し、無事に出産を終え、そろそろ産休から戻ってくる同僚もちらほら。産休がたったの2カ月ですから、本当に産んですぐ戻ってくる感じがします。そして、みんな例外なく言うのです。

「こんなに早く戻ってきたくなかった~! 子どもと一緒にいたい(涙)!!」

一人で抱え込むのは子どもにも悪影響

 そりゃそうです、生後2カ月の小さい赤ちゃんと離れ離れになって仕事するなんて、かなり過酷です。生後2カ月なんていったら、まだ離乳食も始まっていない時期ですもんね。幸い、こちらの看護師のシフト体制は、「12時間×週3日」なので、残りの4日は子どもと一緒に過ごせますが。でも、ガッツリ働いてから家に帰って疲れているのに赤ちゃんはまだ睡眠時間も安定しておらず、ゆっくりと休むこともままならない……。こういうとき、彼女達はどうやって乗り切るのでしょう?

 聞いてみると、共通した答えが「一人で抱え込まない」ということ。

 ダメだと思ったときは夫やパートナーに泣き付く。それでもダメなら、友達や家族に泣き付く。それでもダメなら、緊急時に子どもを預かってくれる施設に頼る……。「最終的には誰かに助けてもらう」という考えは日本だと甘いと言われそうですが、一人で抱え込んでしまうと、逆に孤立して良くない、子どもにも悪影響が出てしまう、という観念が米国にはあるようです。

 さて産休後の大課題といえば、仕事中に誰が子どもの世話をするのか? ということ。色々聞いてみると、次のようなパターンが多いようです。

1)家族や親戚に頼む。
2)夫婦で仕事の時間を調整して、どちらか片方が必ず家にいるようにする。
3)デイケアといった有料のサービスを利用する。

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