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顕微授精を6回継続した悪夢の9カ月間に終止符

不妊治療を32歳で開始した共働きの山本夫妻。生活や仕事を犠牲にして通院したが、費用はかさみ、納得のいく治療は受けられなかった(前編)

―― そう言われたのは何回目の検査でしたか?

哲也さん(以下、敬称略) 2~3回目の受診時に言われたと記憶しています。

久美子 先生からは「体外受精や顕微授精のレベルになるとここでは診られない。大学病院ならどこでも扱っているが、専門クリニックのほうが症例が多い。どこに行きたいかをお決めになったら紹介状を書きます」と言われました。早いうちにはっきりとした結論を出し「うちでなく別のところがいい」と勧めてくれた、あの医師の判断には感謝しています。

―― 次に通う専門クリニックは自力で探したのですか?

久美子 東京都内の有名クリニックといわれる何院かの資料を取り寄せ、インターネットで自分達で情報を調べて決めました。結果的に2院目にその後9カ月間通うことになります。

2院目では最初に、費用の見積もりが示された

久美子 その専門クリニックでも、最初の総合病院と同様、「即、顕微授精が望ましい」と診断されました。私の体調やホルモン値に問題がなければすぐにでも治療を開始しましょうと。

 院内の体制はきちんとしていました。初回の院長との面談は15分くらいで、質問もできましたし、その後はプライバシーの確保された別室で専門スタッフから顕微授精について詳しい説明を受けました。20~30分くらいはかけてもらえたと思います。

―― 費用についても明示されましたか?

久美子 専門スタッフによる説明の中で、全額自費治療で高額になるという旨の説明がありました。そのときの診療状況によるので料金に幅はありますが、例えば顕微授精を行った場合、1回につき50万~120万円掛かるとのことでした。

―― その説明で十分納得できた、ということでしょうか?

久美子 はい、治療をするかどうかの決断を急かされたという印象はなく、きちんと対話できたとそのときは感じたんです。

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