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生活・家事

三井不動産レジ社長、働き方で住宅づくりは変わる

「オフィスにこたつ?」 情報共有空間が社員の発想を変える

 男性社会のイメージが強い不動産業界にあっても女性社員の活用は大きなテーマだ。三井不動産レジデンシャルは昨年11月、本社を移転してオフィスを刷新、4月からはそれぞれが「強い個人」に成長してもらうための新たな人事制度も取り入れて男女ともに働きやすい職場づくりを進める。新オフィスは、情報共有空間「レジラボ」にこたつを設けるなど、ユニークなコミュニケーションスペースが特徴で、さながら米国のIT企業のオフィスのようだ。こうして働く環境を変えていくことは、住宅づくりにも良い影響をもたらすというのが藤林清隆社長の持論。会社でも住宅選びにも重要になるのが「コミュニティ」だという。


藤林清隆社長。オフィス刷新では2012年4月に社長に就任した当時からの思いを形にした

オフィスの刷新でコミュニケーションを活性化

──昨年11月に社屋を移転されましたが、新オフィスはとてもユニークな施設や仕組みを取り入れられているそうですね。

藤林清隆社長(以下、藤林) 新オフィスでは情報共有をしやすくするため、ミーティングスペースを増やしました。ファミレスのようなBOX席のブースを設けたり、立ったまま打ち合わせをするスペースをつくったりしています。これらは社内のコミュニケーションを活性化させることが目的です。そのため、できるだけリラックスしながら話ができるよう、ソファやこたつを置くなど色々と工夫しています。

 扉がなくても煙が外に出ない喫煙ブースを採用してオープンな空間にしたのもその一つです。喫煙ブースというとちょっとした密会の場のような雰囲気があって、オフィスでは話しづらいような情報交換もできるイメージがありますが、喫煙者しか入らないのが難点でした。そこでブースの仕切りを無くすことで、喫煙者もそうでない人も隔てなく会話ができるようにしたのです。本当はもっとミーティングスペースの真ん中に置きたかったのですけれどね(笑)。

女性社員が普段と変わらない環境で働ける空間に

──不動産会社のオフィスとしてはカジュアルな印象を受けますが、女性社員を意識されているのでしょうか。

藤林 今回の本社移転では女性社員の視点を意識して、柱や椅子をカラフルな色遣いにしたり、木を多く用いたりするなど、オフィス環境を普段いる空間に近くなるよう配慮しました。そうすることで普段のマインドに近い状態で仕事をしやすくなると考えたからです。女性だけでなく、男性にとってもいい影響が期待できるでしょう。

 オフィスの刷新は意識改革のチャンスだと思いました。住宅の分野はクリエイティブな仕事ですから、働く場所ももっとワクワクできる空間であるべきだと、以前から考えていたのです。従来通りの灰色の仕事場では、働く人が本来の力を発揮しにくいでしょう。あくまでプラットフォーム改良の一つなので、それだけで仕事の質が劇的に変わるわけではないと思いますが。

圧倒的に強い“個”を評価する仕組みを導入

──4月からは人事・評価制度も見直すとのことですが、こちらも女性社員の働きやすさに配慮してのことですか。

藤林 社員一人ひとりが強いパーソナリティーを持つ集団を目指し、圧倒的に強い“個”を評価する仕組みを取り入れます。住宅業界に限らず日本の企業はまだまだ男社会なので、女性にとっては力の発揮しどころがたくさんあるはずです。特に住まいは男女共同生活の場であり、最近では女性の単身者によるマンション購入も増えています。女性として主体性を発揮し、情報を発信していく強さが欠かせません。

 当社は「すまいとくらしの未来へ」というコーポレートステートメントを掲げています。そうである以上、女性の視点を重視するのは当然と言えます。とはいえ、やはり男性の多い職場ですから、女性も男性も区別せずに評価していくことが重要です。女性にとって働きやすい環境は、男性にとっても能力を発揮しやすい職場であるはずです。

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