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完璧じゃなくていい ラクにがんばれる自分流の道

辰巳渚×光畑由佳・対談(下) 子どもが起きる前にひと働きして、朝ごはんを作って笑顔で「おはよう」……なんて無理無理

130万部のベストセラー『「捨てる!」技術』著者の辰巳渚さん(高1男子、小4女子のママ)、授乳服の製作など、お産・おっぱいをサポートするモーハウス代表の光畑由佳さん(大学生から中学生までの3児のママ)。二人は働く母親として、多くの共通項を持っています。そんなお二人にご自身のキャリア・出産・育児や、仕事と育児の両立について、本音で語ってもらいました。第3回のテーマは「子育てのロールモデルを持つ大切さ」「周りに頼ること」です。

今の日本のワーママ&パパは、動物園のオランウータン状態!?


「家事塾」主宰の辰巳渚さん

DUAL編集部 仕事と子育ての両立をするロールモデルがまだまだ乏しい今、「仕事も子育てもパーフェクトな私じゃないとダメ」というプレッシャーを感じている人も多いと思います。

光畑さん(以下、光畑) それはあるかもしれない。だから、効率化したいんだろうけど、その効率化のポイントがちょっとずれている、というのかな。

辰巳さん(以下、辰巳) パーフェクトの基準がリアルじゃないんだよね。バーチャルな世界にはホコリが無いけど、現実は生きていればホコリが出る。ホテルのような空間は他の人がメンテナンスしてくれるからきれいだけど、それを理想にすると無理なことをやろうとしているだけ。理想というより、非現実的な世界ですよね。

光畑 よく出てくる“理想のワーキングマザー”って、子どもが起きてくる前にひと仕事して、起きてきたときには朝ごはん作ってニッコリ待っている、みたいなイメージがあるでしょ。これって、夫の前ではスッピンを見せない戦前の妻みたいな感じがしちゃう。今はもうそうじゃなくて、子どもにもっと仕事している姿を見せたほうがいい。そうすれば子どもも仕事をする親のことを分かってくれるし、戦友になってくれるはずです。

辰巳 分かる、分かる。


モーハウス代表、光畑由佳さん

光畑 やっぱり、いいロールモデルを持つことがすごく大事。社会が悪いとか、体制が悪いと言っていても、現状はなかなかすぐには大きく変わらない。だったら、自分達でやれるところから解決していこうよ、って。例えば子連れ出勤だって一つのロールモデルです。母乳育児しながら仕事をするというチョイスがあるわけで、そういうことに気づいてほしい。すべてが完璧にできるママが、いいお手本ということではないと思うんです。

辰巳 もっとラクに、子育ても仕事もできるようなロールモデルが見つかるようになるといいよね。

光畑 最近聞いた話なんだけど、動物園のオランウータンが育児放棄してしまって、ぬいぐるみを使って飼育員が母親学級をするんだって。でもね、それでは、やっぱりうまくいかない。じゃあ、自然界ではどうしてうまくいくのかっていうと、他のメスの子育てを見てるから。つまりロールモデルが身近にいるんだよね。種によっては、他のメスが子育てを手伝ってくれたりもする。なんか今の日本って、まさに動物園のオランウータンと同じ状況じゃないだろうかって思うんです。

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