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園で病気になったら、病児専門看護師が迎えに来る区

東京都板橋区 坂本健区長インタビュー/産後は保健師が全戸を訪問。充実の病児保育も

共働き世帯にとって保育園や学童の運営など、子育て支援を担う自治体は頼りになる存在であってほしいもの。このたび日経DUALでは、読者に代わって、自治体の首長への突撃インタビューを開始しました。最初は東京23区に取材を依頼し、区長に質問をぶつけます。

今回は荒川沿岸部の工場跡地に大規模マンションが建つなど、若い世代の転入も増えている板橋区。板橋区に生まれ育ち、幼稚園を経営する家庭に育った坂本健区長は、グッドデザイン賞を受賞した「赤ちゃんの駅」、出産後の家庭を保健師が全戸訪問するなどの支援策を打ち出しています。待機児童が515人を受けての今後の対策は? 「東京で一番住みたくなるまち」を掲げる坂本区長に、子育て政策を詳しく聞きました。待機児童問題や、来年から完全施行になる新しい学童保育システムを紹介します。

坂本健 区長

1959年生まれ。日本大学生産工学部建築工学科卒業、同大学院生産工学研究科博士前期課程建築工学専攻修了、同大学院理工学研究科博士後期課程建築学専攻単位取得退学。株式会社日本設計を経て、特別養護老人ホームケアタウン成増設立代表者、2001年からは社会福祉法人みその福祉会理事長、2003年には、みその幼稚園設置者に。2005年に東京都議会議員として当選、2007年4月には板橋区長に当選。2011年に再選され、現在2期目を務める。

保育園で病気になったら、病児保育の保育士が病院からタクシーで迎えに来る


坂本健・板橋区長

DUAL編集部 坂本区長が行った子育て支援で、象徴的な施策を教えてください。

坂本区長(以下、敬称略) まず「赤ちゃんの駅」です。保育園、商店街などにフラッグ、ステッカーなどを掲げ、授乳室、おむつ替えの場所があることを示してもらいます。板橋区が全国で初めて手掛けたサービスで、デザイン面でも「グッドデザイン賞」を受賞するなど、評価も頂いています。

―― 地域で子育てに協力しているのですね。

坂本 6年前からは38館の児童館で、プレパパ、プレママに向けた講習も開いています。赤ちゃんとのファーストサイン講座、マタニティヨーガなどの講座があり、若いカップルに大変人気です。そして産後には、保健師が出産したお宅を全戸訪問しています。

―― 全戸訪問というのは、他区ではあまり聞きませんね。

坂本 2008年から実施しています。産後のお母さんは外出しづらいでしょうから、逆にこちらから訪問しようという発想です。さらに離乳食については、希望があれば、専門家を派遣して指導を行います。2013年の出生は約4000人、そのうち202人のお母さんが利用されました。

―― 全戸訪問をしながらニーズをくみ上げたということでしょうか。

坂本 そうですね。2009年から始めた病児病後児保育も、都内の自治体では初の試みだと思います。保護者には事前登録してもらい、お子さんが保育園で病気になり、かつ保護者が迎えに行くことができない場合、病児保育の看護師が病院からタクシーで迎えに行き、病院で保育をします。

―― 初めて聞きました。数はどのくらいあるのでしょう?

坂本 3つの病院と提携して、合計18枠あります。

―― 働く親にとっては、非常にありがたい仕組みですね。

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