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メークの女王、小林照子 「人はみんな違っていい」 

小林照子 波乱万丈インタビュー(1) 「5人の親をもつ」幼児期 おぶわれた背中で母の悲しみを感じ取る

働くママ&パパに“効く”言葉や発想を人生の大先輩から伝授してもらう「先輩デュアラーの魔法の言葉」シリーズ。今回ご紹介するのは、メークアップアーティストの草分けとして50年以上にわたり美容の仕事の最先端にいる小林照子さん。女優、モデル、アナウンサー、政治家、企業経営者、そして一般の女性など数えきれない女性のメークをてがけてきました。80歳を迎えた現在もなお、現役のトップアーティスト、美容研究家として活躍し、ビューティーのプロを育てる学校とビューティーに特化した高校を運営して後進の育成にも注力しています。

「22歳で仕事を始めてから、一度も仕事を辞めようと思ったことはない」と言う小林さん。プライベートでは27歳で結婚し、29歳で長女を出産。ワーキングマザーの支援制度が今ほど整っていない時代、子育てに奮闘しながら、業界の第一人者としてキャリアを切り開いてきました。そこから想像しがちなとがった感じは皆無で、自ら提唱する「ハッピーメイク」の名の通り、いつもにこやかに温かなオーラで周囲を包み込み、数多くの女性に笑顔と美をもたらしています。

そんな小林さんに、生い立ちからキャリア、子育てまでを、羽生祥子日経DUAL編集長が4回にわたり聞きました。第1回は、小林さんの人格形成や人生観に大きな影響を与えた「5人の個性的な親」の話を伺います。

小林照子(こばやし・てるこ)
1935年東京都生まれ。1958年、小林コーセー(現コーセー)に入社。美容指導員を経て、美容研究や商品開発など幅広く担当し、1985年に同社初の女性取締役に就任。1991年にコーセー取締役・総合美容研究所所長を退任後、独立。「美・ファイン研究所」を設立、所長に就任。美容研究家としてビューティー・コンサルタントビジネスを展開しながら、現役のメークアップアーティストとしても活躍。一方、1994年に「フロムハンドメイクアップアカデミー」、2010年に「青山ビューティ学院高等部」を開校し、校長として後進の育成にあたる。

人生の最初の6年で5人の親に出会う

羽生祥子日経DUAL編集長 先日、小林先生の印象分析講座に参加した際、とても印象的だったのは、先生が実践なさっているのが単なるメークではなく、まず人を認めて、いいところを的確につかんで、そこから始めていらっしゃること。海のように心の広い方だなあと、心を引きつけられました。

 さらに先生の著書を読んで、こんなに波瀾万丈な人生を送った人が本当に世の中にいるんだと驚きました。本の中に「私には5人の親がいる」というくだりがあって、私は最初、比喩だと思ったんですね。“実の母”“心の母”といったように。でも、実際に親御さんが5人いらしたんですね。

小林照子さん(以下、敬称略) 実の両親は私が3歳のときに離婚しました。その後、間もなく父は再婚し、継母が来ます。けれど小学1年のときに父が亡くなり、私は継母の兄夫婦に引き取られることになったんです。これで親が5人になったのね。


メークアップアーティスト・小林照子さん

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