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葛飾区長 保育園定員を毎年200~250人分増員

東京都葛飾区 青木克徳区長インタビュー(上) 幼保・小・中・高の連携で、子どもがのびのびと過ごせる環境を整備

共働き世帯にとって保育園や学童の運営など、子育て支援を担う自治体は頼りになる存在であってほしいもの。このたび日経DUALでは、読者に代わって、自治体の首長への突撃インタビューを開始しました。最初は東京23区に取材を依頼し、区長に質問をぶつけます。

日経DUALの「両親がフルタイム勤務でも保育園に入れない日本」で、東京23区内で新宿区に次いで「2番目に保育園に入りやすい自治体」とお伝えした葛飾区。下町ならではの人と人とのつながりと、川や河川敷がある土地を活かした取り組みなど、葛飾区ならではの子育て視点について、青木克徳区長にお話を聞きました。

青木 克徳 区長

1949年岐阜県生まれ。67年4月に葛飾区役所入庁。96年4月に地域振興部長、2003年4月に政策経営部長、2006年1月に収入役に就任し、2009年12月から葛飾区長を務める。


青木克徳・葛飾区長

DUAL編集部 青木区長は葛飾区に長らくお住まいなのですよね?

青木区長(以下、敬称略) 私が葛飾区に住み始めたのは小学4年生のときからで、以後、ずっと葛飾区の住民です。中学、高校と地元の学校に通い、葛飾区の区役所に勤めるなかで、「区をよくする仕事をしたい」と思ってきました。選挙の時期に周りから推薦をいただいて立候補。今は2期目を務めています。

 区長になって実践していることは、すべて職員時代にノートに書きためていたアイデアなんです。職員時代は、色々な考えの人がいますから、何かやりたいと手を挙げても、「行政としてやることではない」などと言って却下されてしまうこともあります。仕事は一人でするものではありませんから、仕方ないですよね。今区長になって「これをやりたい」と言うと、周りは「区長が言うならいいか」ということで、どんどん実践できています(笑)。

 実際に様々な取り組みを始めてみると、区民の方々が喜んでくれるんです。「じゃあ、もっとやりましょう」ということになり、さらにうまく回り出す。もちろん、やってみたけどうまくいかなかったこともたくさんありますが、まずは実践してみることが大切だと思っています。

待機児童削減、保育時間延長、病後児保育など、安心できる子育て環境づくり

―― 子育て世帯に対する政策を教えてください。

青木 葛飾は下町です。自分達の街について語るときに、「(映画『男はつらいよ』の)寅さんの柴又だ」という人もいれば、「(マンガ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の)両さんの亀有だ」という人もいる。最近は、『キャプテン翼』のキャラクター銅像などもあります。子ども達にも、「自分達の育った街は魅力がある」と思ってほしいですね。

 長く住み続けるには、その地域に住むことで将来の夢や明るい見通しを持てることが大切です。葛飾区は前区長の時代から、計画的に保育園をつくってきました。新しい保育園をつくったりしながら、毎年約200~250人の定員数を増やし、保育園の待機児童数は、145名、74名、38名と、年々減らしてきました。ところが2014年は、111名と増えてしまった。小規模保育など、受け入れ先をつくるために急いで補正予算を組み、事業者の募集をしました。

 また、子育てに関する問題は、待機児童だけではありません。「保育時間の延長」として、預かり時間が18時までだった園で20時まで預かれるようにしたり、「病後児保育」ができる認可保育園を作ったりもしています。

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