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両立の中で感じるモヤモヤを“革命”の起爆剤に

子育て・教育

両立の中で感じるモヤモヤを“革命”の起爆剤に

治部れんげ/Change.orgやNPO法人コミュニティ・オーガナイジング・ジャパンなどと一緒に、「社会を変える」方法を学ぼう

日経DUAL読者の皆さん、こんにちは。治部れんげです。今回は、自分を取り巻く環境を「変える」方法をご紹介します。

方法さえ分かれば、誰だって“チェンジメーカー”になれる

 もうすっかり春ですね。お仕事やご家族の状況で、変化があった方もたくさんいらっしゃると思います。わが家も息子が保育園を卒園して小学校に入ったり、自宅が引っ越しをしたり、娘が転園したりと大きな変化を迎えています。

 ところで「変化」というものは「自然に起きるもの」だけではありません。子どもの成長や自分が年を取るといった変化は自然に起きます。その一方で、自分を取り巻く環境は「変わる」だけでなく、自らの手で「変える」ものでもあります。

 本連載では、これまで、働くママやパパで「変化を起こした人」や「起こそうとしている人」、つまりチェンジメーカー達を紹介してきました。杉並区で保育園を増やすための活動を始め、日本全国に「保育園一揆」が起こるきっかけを作った曽山恵理子さん(「杉並発・保活革命を率いた“ジャンヌ・ダルク”」)。愛知県の認可保育園で起きた事故でお子さんを亡くした後、原因究明や再発防止の仕組みづくりに注力、政府の委員もつとめている栗並えみさん(「保育園のおやつで窒息 子を亡くした夫婦の活動」)。ママ達に政治や憲法の問題を自分のこととして考えてもらうための活動をしている弁護士の太田啓子さん(「『いい加減にして、オッサン政治!』怒る弁護士ママ」)…。

 働きながら子育てをしていると、色々な疑問や矛盾を感じることがあると思います。そういう時、怒ったり文句を言ったりするだけではなく、それを「変える」ための方法があります。今回はその学びの機会についてお伝えしたいと思います。もやもやを上手に整理し、周囲の人を巻き込む方法論を知り、ソーシャルメディアなどを使いこなせば、あなたも、本連載に登場したパパ・ママ達のようなチェンジメーカーになることができるはずです。

◆  ◆  ◆  ◆  ◆

 3月22日(日)、良いお天気の中、東京都内で「Changemakers Academy」プレイベントが開かれました。ソーシャル署名サイトChange.orgと、NPO法人コミュニティ・オーガナイジング・ジャパンが共同で開催したものです。

 既にご存じの方も多いと思いますが、Change.orgはインターネットを使って署名集めのキャンペーンをするサイトです。誰でも、みんなに呼びかけたいことがある人は、簡単にキャンペーンを発信することができます。DUAL読者の関心に直結しそうなところでは、東京都江戸川区の公立学童保育問題に関するキャンペーンがあり、また、目黒区で保育園を増やしたいと願う親もこのサイトを使って署名集めを行いました。

 もう少しテーマを広げて、「女性に関わる問題」全般を見ますと、2014年夏に、東京都議会で起きたセクハラ野次事件の際は、ある男性が「こんな野次はおかしい」と考えて署名を集めました。このときはわずか4日間で9万筆も集まり、参議院議員会館で関連のセミナーも開かれるに至りました。

 こういった「コミュニティ・オーガナイジング」は、オバマ大統領の選挙キャンペーンで使われたことがきっかけで、日本でも知られるようになりました。自分のビジョンを相手と共有し、人を巻き込んで社会を変えていくためのコミュニティを運営していく手法です。

 ソーシャル署名とコミュニティ・オーガナイジング。どちらもアメリカ生まれの手法ですが、日本の働く親である皆さんにも、とても有益なものです。ちなみに、Change.org日本代表のハリス鈴木絵美さんも、コミュニティ・オーガナイジング・ジャパン代表の鎌田華乃子(かのこ)さんも、共に30代の女性です。


「Changemakers Academy」プレイベントの様子。右からChange.orgのハリス鈴木絵美さん、コミュニティ・オーガナイジング・ジャパンの鎌田華乃子さん、三輪舎の中岡祐介さん、筆者

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