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小島慶子 我が子の職業を心配する前に考えたいこと

万が一思い通りにならずとも、どっこいしぶとく生きる力を我が子に付けてほしいのですよ、母は。

 子どもの夢はコロコロ変わる。馬に乗れば牧場主に、歯のクリーニングをすれば歯科医に、レゴが楽しければレゴマスターになりたいと言っては目を輝かす。ほんとに彼らは将来、一体何になるのかなあ、と想像して、いや待てよ、就く仕事は一つとは決まってないじゃないかと思い直す。

 私の周囲には、最初に入った会社を辞めて、今の仕事をしている人が多い。大学を出てから大手芸能事務所の社員としてアイドルグループのマネージャーをやっていたのだけれど、現場でヘアメイクの仕事を見てすごい! と憧れ、専門学校に通って裸一貫で出直した女性。私学一貫校を卒業して映像制作会社に入社、ドラマ制作のプロデュースをしていたが、お金を扱うより現場に関わりたいとヘアメイク専門学校に入り直し、プロになった女性。二人とも多くの女優やタレントから指名を受ける売れっ子になっている。

 一流大学から総合商社に入ってスーツを着て通勤していたものの、ある日「俺はスーツが嫌いだ!」と気づき、20代で会社を辞めてファッションエディターになった男性は、40代のいま、人気のモード誌で活躍している。また別の男性は、大学で営業に向いていると言われたので自動車のディーラーになってみたらとんでもなく営業成績が良かったのだが、ある日「あ、俺は車より人が好きだった」と気付いて、モデル事務所の営業に転職し、7年連続で売り上げ一位を記録している。私は放送局で15年アナウンサーをやっていたが「どうも私は書いてあることを読むより、自分で書いたり喋ったりする方が好きなようだぞ」と気づいて会社を辞めた。

「こうでなければならない人生」との葛藤


自宅から車で5分のハーバーからフェリーに乗って45分、パースの人気スポット、ロットネスト島。一般車のいない島内を貸し自転車で走り回りました!

 オーストラリア関連で仕事をしている人の中には、当初は日本の大手企業に就職してサラリーマンをしていたのだが、ふとしたきっかけでオーストラリアに魅了され、思い切って離職して現地の企業に就職したり、自分で起業した人が何人もいる。日本で就職できなかったのでパースの船会社でバイトしていたら才覚をかわれて、今はグローバルなマネジメントを手がけるポジションについている人もいるという。

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