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働く父親へ、プライドを捨ててパパ友をつくろうよ

「家事・育児はお手伝い」「働いていればいい」という意識から抜け出すには、仲間が必要なのでは?

 武蔵大学社会学部助教の田中俊之さんが「男性学」の視点から共働き家庭の問題を解き明かすこの連載。今回は、パパの「家事・育児はお手伝い」という感覚から脱却するには、パパ自身が仕事から離れて、友人をつくることが必要だというテーマです。友人をつくって視野を広げることで「働いていればいい」という意識も変えられるはずです。

仕事中心の生き方を変えるために、パパができることは……

 日々、多くのパパが「働くしかない現実」と向き合っています。長時間労働を強いる日本企業の体質は簡単には変わりませんし、男性の家事・育児参加に理解のあるイクボスも残念ながらまだまだ少数派です。さらに、パパが働かなければ家計が傾いてしまうという実状があります。

 ただ、「働くしかない現実」があったとしても、共働き世帯のパパが家事・育児に参加しなければ、働くママには過剰な負担がのしかかります。そこで、前回の記事「『保育園のお迎えはママの役割』なんて誰が決めた?」で問題にしたのが、パパの「働いていればいいという意識」でした。働いてさえいれば家庭への責任は十分に果たしていると考えているパパが少なくありません。だから、家事・育児はいつまでたっても「お手伝い」感覚になってしまうのです。

 それでは、パパが仕事中心の生き方を考え直すために、どうすればいいのでしょうか。カギを握っているのは友人です。

まずは「職場と家庭以外の時間」を持つべし

 平日は仕事だし、休日は家族と過ごすから、友人と付き合う時間など無い……。そんなパパは、自分の余裕の無さをしっかり見つめ直したいものです。本当にそこまで時間が無いのだとすれば、長時間労働を「普通のこと」だと思ってしまっているのではないでしょうか。労働基準法で原則的に勤務時間は週に40時間、1日8時間と決まっています。これが基本です。自分の「普通」がゆがんでしまっていないでしょうか。

 確かに、極端に働き過ぎていなくても、フルタイムで働いていれば自由な時間はそれほど多くは取れません。しかし例えば、友人と会社帰りにちょっと食事に行ったりするぐらいの時間でも十分な気晴らしになります。それすらできないのは、時間ではなく、自分の気持ちの問題です。面倒だと言わずに、ちょっと試してみてほしいと思います。

 週末にスポーツやバーベキューなどを企画できれば、さらにいいでしょう。これも会社帰りの寄り道と同じで、計画を立て始めれば必ず実現できますし、想像していたよりも楽しい時間が過ごせるはずです。

 ワークライフバランスというと一般的に仕事と家庭の両立と解釈されることが多いと思いますが、それでは、家庭と職場を往復するだけの生活になってしまう危険性があります。ですから、なるべく意識して、職場と家庭以外の時間を持つことが重要なのです。

 自分もフルタイムで働いている共働き世帯のママからすれば、ちょっと待ってと言いたくなるかもしれません。「早く仕事が切り上げられるのなら友人と遊んでないで、家事や育児に時間を割いてほしい」という気持ちがあるのは当然です。ただ、一見すると無意味なように思えますが、パパが仕事以外の世界に目を向けることは、視野を広げ、家事や育児に対して当事者意識を持つきっかけとなるのではないでしょうか。

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