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帝王切開ママの葛藤 救うのは周囲の前向きな言葉

帝王切開座談会(下) カンガルーケア、写真撮影、術後の回復…リアルな実態と本音 

 「自然分娩で産みたかったけれど、帝王切開になり挫折感が残った」「帝王切開の情報が少なく、周囲の理解が乏しいことにより、傷つくことを言われることがあった」。帝王切開ならではの悩みや苦労を分かち合うことをテーマにした座談会「帝王切開カフェ」で、参加者達が語った苦悩、葛藤。そのリアルな体験談をリポートする。前編の記事は「帝王切開経験者に残る「心のしこり」」

 帝王切開経験者の多くは、複雑な思いを抱えている。ただ、参加者たちが口をそろえて言うのは、夫や立ち会ってくれた助産師、同じく帝王切開を経験したママ友達の前向きな言葉が、手術後の葛藤と一人闘うお母さんの心を随分軽くしてくれたということ。

夫、ママ友、助産師…。身近な人に背中を押されて

 「できることなら自然分娩で出産したかった。でも、結果的に帝王切開になった」。

 言葉で言うのは簡単だが、経験者にとっては様々な葛藤があり、スッキリと心が晴れるのはなかなか難しい。傷跡を見れば手術のことを思い出すときもあり、数年経っても痛痒さが消えない。周囲の心無い言葉にも深く傷つくことがある。

 しかし、帝王切開を経験したからこそ、身近な人達の心からの優しさに触れることができたと参加者は言う。

●「『命をかけて生んでくれてありがとう』と夫に言ってもらって吹っ切れた」
●「声かけももちろん嬉しいけど、術後で体が動かないときに慣れない家事や育児をがんばってくれた姿に夫の優しさが伝わってきた」
●「経験者にしか分からない話をママ友と共有できたのがよかった」

 …と振り返る。

 双子を出産したある参加者は、「産後うつがひどくて入院中はずっと泣いていた。そんなとき、『自然分娩と帝王切開は“かたち”は違うけれどがんばったんだから。自信を持って!』と言って励ましてくれた助産師さんがいました。その助産師さんとは今でも連絡を取り合い、子どもの成長の様子を報告しています」という。

 「当事者でないとわからない苦労」だと塞ぎ込んでしまうこともあるが、そんな周囲からの前向きな言葉を受け入れることが、帝王切開経験者にとって、心を和らげる秘訣と言えるのかもしれない。

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