スマホ版サイトを見る

働くママ&パパに役立つノウハウ情報サイト

日経DUAL

イルカと泳ぎ、日本の伝統や国際政治を親子で考える

【夏休みに動物との触れ合い体験】特集(2)/動物とコミュニケーションを取る喜びを実感し、命の尊さを再確認する

夏休みにおすすめのレジャーの一つ、「動物との触れ合い体験」。第1回の「乗馬と世話で子どもも成長ポニーキャンプ 推薦施設」に続き、第2回ではドルフィンスイムをご紹介します。小学生以上は子どもだけで参加できる体験施設がほとんどですが、この夏はぜひ親子そろってイルカと触れ合ってみてはいかがでしょうか?

5月下旬、追い込み漁によるイルカの入手問題に関するニュースが世間を騒がせました。一筋縄では行かない問題ですが、イルカは子ども達が大好きな動物。これを時事問題に関心を向けるきっかけにしてみてください(料金はすべて税込み)。

大好きなイルカのニュースを親子で題材に

 5月20日、日本動物園水族館協会(JAZA)は国内のJAZA加盟水族館に、和歌山県太地町で行われている追い込み漁により捕獲されたイルカの調達を禁止する、と発表しました。世界動物園水族館協会(WAZA、スイス)は追い込み漁を「残酷で手段を選ばない方法」だと批判し、事態が改善されなければ除名すると日本側に迫っていました。JAZAはWAZA残留を決断し、今後は野生のイルカ捕獲に頼るのでなく、飼育下での繁殖に力を入れていくこととしました。

 「漁船から大きな音を出してイルカの群れを湾に追い込む漁法は、イルカを傷付けることもなく、残虐なものではありません。それをWAZAに訴えてきましたが、理解してもらえませんでした。今後はJAZAに加盟する水族館は追い込み漁によるイルカを調達できず、水族館のイルカの数は減っていくことになるかもしれません。人工飼育での繁殖は難しい面もありますが、本腰を入れていくしかありません」と、JAZA専務理事の長井健生(けんしょう)さん。

 日本の伝統的漁法や食文化、動物愛護の問題、世界の中の日本の立場など、複雑な問題をはらんだ今回のニュースは、社会問題に触れるチャンスにもなります。これをきっかけに親子で話し合い、愛らしいイルカに会いに行ってみるのは、夏休みらしい特別な経験になるのではないでしょうか?

首都圏近くで飛び切りのイルカ体験

 イルカとの触れ合いは、やはり一瞬の“タッチ”ではなく何といっても一緒に泳ぐのがおすすめです。

 首都圏最寄りのドルフィンスイム体験施設は、神奈川県横浜市の「横浜・八景島シーパラダイス」。多くの体験施設がバンドウイルカとのスイムですが、ここではシロイルカやクジラとも泳ぐことができます。25m以上泳げる小学5年生以上が対象で、1万2400円(入館料別途)。

 静岡県下田市の「下田海中水族館」も首都圏から行きやすい施設です。イルカショーなどで訪れる人を楽しませるイルカ達は、自然の入り江を利用した「ふれあいの海」で伸び伸びと暮らしています。そのイルカ達が暮らす場で一緒に泳げるのが「ドルフィンスノーケル」。100m以上泳げる中学生が対象ですが、夏休み期間中は小学5年生から体験できます。入館料、レンタル料別途で6500円。


イルカ達が暮らす「ふれあいの海」で一緒に泳ぐ「ドルフィンスノーケル」

 小学1年生から体験できるのが「うきうきドルフィン」。ふれあいの海に浮かぶ専用いけす内で、ウエットスーツの上にさらにライフジャケットを着て、ぷかぷか浮かんでイルカと触れ合います。ウエットスーツだけでも浮かんでいることができますが、小さな子はライフジャケットを着ることで、より安心。それでも怖がる子は保護者が支えてあげると安心して体験に臨めます。入館料、レンタル料別途で4500円。

 体験施設でのドルフィンスイムは野生のイルカと泳ぐ体験に比べ、揺れる船に乗って外海に出る必要がなく、陸や堤防が見えて水や海に対する恐怖感が少なくて済み、小さな子でも参加しやすい環境です。しかもトレーニングされているため、イルカのほうから体験者の近くに寄ってきてくれます。

 「最初は怖がっていた子も、イルカが近くを泳ぎ始めると水の怖さが吹き飛んでしまう場合が多いです。周りをぐるぐる回ったり、タッチしてと言わんばかりに近くをゆっくり泳ぐイルカの姿にいつしか笑顔全開です」と、下田海中水族館の林真一さん。

 「イルカセラピー」という言葉もあるように、愛嬌があって知能が高いイルカと一緒に泳いだり遊んだりすることは癒やしの効果が大きく、体験前と後では、後のほうが情緒が落ち着くと言われます。また、水圧を体全体で受ける水中での運動は筋力が鍛えられます。フィンやシュノーケルを使う場合は、下半身や心肺機能の強化も望めます。

 しかしながら、そのような効能の有無は、ドルフィンスイムの“楽しさ”の前では取るに足らぬことでしょう。イルカ好きなら誰もが憧れる体験を思う存分楽しんでみてはいかがでしょうか?


泳げる子はタッチだけでなく、イルカと一緒に泳いでもOK

次ページ 観光と併せて訪ねたい全国の体験施設

無料会員登録すると続きをご覧いただけます。

日経DUALの最新記事やイベント開催情報などをお知らせするメールマガジン「日経DUALメール」をご購読いただけます。

連載バックナンバー

DUAL家族の「子どもだけ」&「子どもと一緒」アクティビティー

CLOSE UP PR

DUAL Selection-PR-

「趣味」ランキング

ピックアップ

-PR-

注目キーワード