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“普通のワーママ”が夢のカフェをオープンするまで

等身大ママのカフェ起業奮闘記(上)メンバーと本音のぶつかり合い。子どもとの時間が減ってもやり遂げる覚悟は? 

 「自分のカフェを開いてみたい」。そんな夢を持つ人は多いかもしれません。もちろん、その甘い響きとは裏腹に、何も無いところから事業を起こすことに苦労はつきものだし、ましてや小さな子どもを抱えながらとなると大変さは想像を超えるものがあるはずです。この記事では、カフェ経営の何もかもが初めてというママたちがチャンスを手にし、試行錯誤を繰り返しながらなんとか出店にこぎつけ、カフェという場で夢を実現していくリアルな奮闘ぶりを、前編・後編の2回に分けてお届けしていきます。


NPO法人「彩結び」代表の赤星裕美さん。二児の母として子育てにも奮闘

 こんにちは。4歳のしっかり&ちゃっかり娘と2歳の甘えん坊息子のママの赤星裕美と申します。今年4月から仲間たちと「いろむすびcafe」というコミュニティカフェを東京・赤羽にオープンし、代表として仕事に子育てに奔走する毎日を送っています。

 早いものでオープンして3カ月以上が経ちました。多くのお客様にお食事やカフェで開催されるイベントなどを楽しんでいただいていますが、もともと私たちはカフェ運営のプロでもなければ、過去に経営で大きな実績を挙げてきた組織でもありません。最初から自信なんてものがあったわけではなく、次から次へと押し寄せる様々な壁に打ちのめされそうになったことも何度もありました

 まさに手探り状態で始まったカフェ起業ですが、子どもを持つメンバーと独身のメンバーという様々な立場の仲間、そして家族や周りの協力者の方々と試行錯誤しながら、時に厳しい愛のムチを受けながら歩んできました。その怒とうの道のりをリアルにつづっていきたいと思います。

仲間との出会いに恵まれ、起業に再チャレンジした

 その前に、私自身のこれまでについて少しお話しさせてください。

 20代後半の独身のころ、私は起業家になりたくて、仲間と一度会社を立ち上げたことがありました。しかし、私のワンマンで未熟な考え方から事業はうまくいかず、仲間の信頼も失い、その事業は立ち消えに。負債も背負い、自己嫌悪に陥る日々を送っていました。もう、自分は事業を起こしたり、仲間と一緒に何かを築き上げたりする自信もない。再び、会社員として働き始め、ひっそりと負債を返しながら、毎日をギリギリの思いで過ごしてきました。

 そんなどん底の生活から程なくして、私の弱さも苦しみも受け止めながらも本気で叱ってくれる人との出会いがあり、そこから人生は好転しました。今の主人や仲間との出会いに恵まれたのです。

 その仲間とは「食」の道を志す高畑麻純、そして「体」を追求する佐野愛子。何より心が温かいこの2人となら、もう一度新たな夢を描いてチャレンジできるかもしれない。そう思い立った私は、お金に苦労した経験から、一から経済のことを勉強しようとファイナンシャルプランナーの資格を取得しました。「お金」の分野を極めることにしたのです。

 それぞれ、色の違うバラエティーに富む3人だからこそ、伝えられることがある。人が本来持つ自分らしさ(色)を生かし、分かち合えるような世の中をつくりたい。そんな思いから、「彩結び」という任意の団体を立ち上げ、私が代表を務めることになったのです。

 その間、私自身2人の子どもを出産したり、メンバーの愛子が結婚・出産をしたりしたこともあり、環境は目まぐるしく変化しました。事業内容も子どもを持つママ・パパの子育て世代向けへとシフトしていきました。その後、国産無農薬野菜を使い、子どもも安心して食べられる「ベビーむしぱん」の開発・販売を手がけたり、様々な親子向けイベント開催を地道に重ねていったりするうちに、突如、私たちのところへ思いも寄らないチャンスが舞い込んできたのです。

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