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駒崎弘樹 子どもに冷たい日本を変えるのは僕達の声

子育て・教育

駒崎弘樹 子どもに冷たい日本を変えるのは僕達の声

40年前の日本に、マイノリティーが社会を大きく変えた成功例があった。男性に「親父の会」結成をすすめるワケ

 最寄りの駅の改札の幅が狭いときに「これではベビーカーが通らないから、子連れで電車で出かけるのは無理だね」と諦めてしまうのではなく、“環境”に問題意識を持つ姿勢が大事だということ。

 子育てに優しい社会を求めるのは、個人のワガママではありません。「日本の健全な未来」という社会全体の長期的利益のために必要な訴えなのだと意識を変えていくことが大事だと僕は思います。泣き寝入りしたり、ふてくされたりするよりも、何か変えるための行動はないか考えていきたいと思います。

「子どもの声がうるさい」に対応する現実的な方法

 例えば、「子どもの声がうるさい」という批判に対して、どんな前向きな行動が取れるか考えてみましょう。

 そもそも子どもはうるさいもので、その批判している人も子ども時代は騒音を発していたはずなのですが、“なぜ子どもの声をうるさいと感じるのか”を冷静に分析してみましょう。

 それはきっと生活の背景音の一部として子どもの声に慣れてないからだと考えられます。少子化で、地域に子どもが減っているので、当然の結果かもしれません。慣れていないものに慣れろ、というのは逆に無理強いですね。かといって批判を恐れて保育園建設を断念するのは、社会にとって大きなデメリットになってしまいます。

 そこで現実的な方法として有効なのは、「子どもの声をうるさく感じないための対処」を取ることではないでしょうか。子どもの声が原因で体調を崩してしまうような人には、自宅の窓を二重窓に改修する費用の一部を負担する、というふうに。これであれば、1件10万円くらいのコストで保育園増設も可能になるでしょう。いいアイデアだと思いませんか? できるだけ現実的なプランも含めて提案できると、社会はどんどん変わっていくはずです。

 「日本社会は子どもに冷たい」という声もたびたび上がり、確かにその側面もあると思います。ですが、「子どもは社会で育てる」という雰囲気をつくっていく主役も、やはり僕達です。自分の子どもだけではなく、他人の子どもに対しても優しい目線を向ける雰囲気をつくっていき、僕達の子どもが大人になるころにはそれを当たり前にしていきましょう。

 その点で遅れているのは、オトコの意識です。

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