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日経DUAL

「宇宙」×「音楽」で世界を広げるワークショップ

宇宙というフィルターを通して楽しく「音」について学ぶ

 日経DUALではこれまで、親子でクラシックを楽しむための記事をいくつも掲載してきました。でも、クラシックコンサートへ行ったことがないママやパパのなかには、自分にとっても敷居が高いし、子どもが興味を持ってくれるか心配と、不安を感じている人も多いと思います。

 そんな不安を少しでも取り除ければと考え、日経DUALでは、新日本フィルハーモニー交響楽団によるファミリー向けコンサートの前に、オリジナルのワークショップを企画しました。コンサートと併せてワークショップを体験することで、クラシックに不慣れな子ども、そして親もより楽しめるのではないかと考えたのです。

 今回のコンサートのテーマは「星」、演奏される曲はホルストの『惑星』。そこでワークショップのテーマも「宇宙と音楽」にしてみました。元JAXA宇宙教育センター職員だった「宇宙兄さんズ」が実演する「宇宙」×「音楽」のイベントとはどんなものだったか。コンサートの様子も含め、前後編に分けて紹介します。

真空のはずの宇宙の音!? 子どもも大人も興味津々

 午後のコンサートに先駆けてワークショップが開かれたのは、すみだトリフォニーホールの小ホール。今回のイベントに参加したのは、午後のコンサートに入場できる小学1年生から6年生までの親子です。「子どもがピアノを習っており、ちょうど『惑星』の練習をしているから」と音楽がきっかけになったという親子もいれば、「いつもとは違う視点のワークショップを通して、コンサートに興味を持つきっかけになってくれれば」「自由研究に使えるかもしれない」と考えて参加した家族もいるなど、参加理由は実に様々でした。


いつもとは違う雰囲気に、子ども達もわくわく

 ワークショップでは、宇宙の不思議を楽しく伝えるユニット「宇宙兄さんズ」の小島俊介さんが登壇。自己紹介もそこそこに、いきなり「宇宙飛行士の選抜試験を開始する」と宣言しました! 会場には「えー!」という驚きの声が響きます。

 ここでもう一人の宇宙兄さん・小定弘和さんが、青いJAXAのつなぎを着て登場。子ども達と一緒に、客席で試験を受けることになりました。


ワークショップ開始早々、小島さんによる選抜試験開始! はたしてみんなには宇宙飛行士の素質があるのでしょうか…?


青いつなぎがトレードマークの小定さんは、来場者と一緒に試験を受けることに

 宇宙ステーションという狭い空間に何カ月も滞在する宇宙飛行士は、訓練の一環として閉鎖された環境に閉じ込められ、次々と降り掛かるミッションをこなさなければなりません。今回は、とある図形について身ぶり手ぶりを使わずに「言葉だけで物の形を伝える」というミッションが発生しました。これが宇宙飛行士の選抜試験問題です。制限時間はなんと60秒!

 まずは図形をみんなに伝える係を決めます。言葉だけでどんな図形か伝えることができるのか。この難題に、すぐさま男の子が手を挙げてチャレンジしてくれました。渡されたスケッチブックに描かれた絵を他の人に見せないようにして、どんな絵かを伝えていきます。

「四角があって…その上に丸の半分が乗ってる…」
 彼の説明に、他のみんなから質問が飛びます。
「半円はカーブが上ですか、下ですか」
「……平らなほうが、下です。それに四角の横に三角がついていて…」
「どっち側についているんですか」
「両側です」
「どんなふうについていますか」
「羽みたいについてます」


図形を一生懸命、言葉で伝えます


聞き取る子ども達も真剣そのもの。どんな図形が出来上がったのでしょうか

 そして正解が発表されます。


スクリーンに正解が投影されました

 「合っていた」「三角形の向きが違った」 両手を挙げて喜ぶ子がいる一方、悔しがる子もちらほら。さて、合格者は何人出たのでしょうか。小島さんの答えは……「全員合格です!」

 実は小島さん、見ていたのは、図形が合っていたかどうかではなく、最後まで諦めずに取り組んでいたかどうかだったのです。

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