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モーハウス・光畑由佳さん “3人育児”両立法

「ここに行けば母がいる」。目指したのは、子どもが安心感を持てる働き方

日本に授乳服を広めた先駆者で、子連れ通勤の第一人者でもあるモーハウスの光畑由佳さん。私自身も今から8年前、妊娠中に授乳服を初めて知り、ドキドキしながら青山のお店に買いに行ったことを思い出します。3児の母でありながら、茨城県つくば市を拠点として働き続けてきた光畑さんは、いわゆる企業勤めの“バリキャリ・ママ”とは全く違う雰囲気で、以前からゆっくりお話を聞きたいと思っていました。“会社員ママと専業主婦ママの間”という立ち位置での働き方はどのようなものだったのか。今回は、昨年成人した大学生の娘さんと共に、インタビューに応じてくれました。

インタビューを動画でご覧いただけます(3分30秒)

フリーランスで働きながら、第1子、第2子を出産。そして、起業


モーハウス代表の光畑由佳さん

藤村 大学卒業後は、会社員として雑誌や書籍の編集業務をされていたのですよね。起業のきっかけは何だったのでしょうか?

光畑さん(以下、敬称略) 20代後半で結婚し、つくばに引っ越しをするタイミングで会社員という働き方を辞めました。当時のつくばは通勤圏ではなかったので、フリーで編集業務を請け負うという働き方にシフトしました。

 当時は「せっかくだから、他にも自分ができることや面白そうなことがあったら何でもやってみよう」と思っていましたね。土地がいっぱいあるし、家を建てたい人も多いだろうから、建築家とお客さんをつなぐコーディネーターもやりたいな……と思い、建築家の方と一緒に家を作ったりしました。そうして建てたわが家は、実は中学校の美術の教科書に載っています(笑)。

 つくばという地域で何かできることはないかな、と常に手探りしながら、小さい仕事でも構わず働き続けたという時期でした。

 そんなとき、第2子出産後、3歳の長女と生後1カ月の次女を連れて、東京の友人の家に遊びに行く機会があったんです。そして「中央線の中で次女が泣き出す」という体験をしました。

 電車内で子どもが泣くことについては、あれから20年近くを経た今でも議論になっていますが、本当に肩身が狭くて……。今よりさらに悪いのは、当時は電車に乗っている子どもがほとんどいなかったということです。

 なんとかして泣きやませないと周りの人に迷惑だし、この子がかわいそうだし。そして、思いきって電車内で授乳をしたんです。

 そのときに改めて、ママが社会に出て行くことの難しさを感じました。こんな当たり前のことをするだけなのに、どうしてこんなに大変なのだろう。どうにかしたいな、と思ったことでスタートしたのが、今のモーハウスです。

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