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金子達仁 わたしの睡魔と酔いを吹き飛ばし、息子は

「子は親の鏡」ってのは、本当だろうか? うちは「カエルの子はカエル」……と思いきや、父親驚愕の出来事の嵐

言われるまでもなく、わたし自身、そう思う。虎は、父親とまったく似ていない

 実を言うと、ここにきて急速に湧き上がってきている疑念がある。

 「子は親の鏡」

 あれ、本当だろうか。

 まず外見。ここまでのところ、虎(わが家の2歳児・息子、仮称)を見た人は、ほぼ、でも、ほとんど、でもなく、全員が言った。

 「母親似だね」

 言われるまでもなく、わたし自身、そう思う。虎は、父親とまったく似ていない。母親と歩いている虎は、誰の目にも明らかな親子に映るだろうが、わたしと歩いていたら警察官から訝しげな視線を送られても不思議はない。やれド金髪だ、いっそのこと銀髪だと、髪と毛根に悪逆非道の限りを尽くした揚げ句、最近ではすっかり頭頂部が寂しくなってしまった父親が、開き直ってスキンヘッドにしてからは尚更である。

 あまりの“似てなさっぷり”は、ヨメの“めったにない反応”まで引き出した。

 「ま、男の子はトシをとると父親に似てくるって言うし」

 同情されたのである。

 ヨメとしては、あまりにも似てないことに、そしてそう言われ続けることに、多少なりともわたしが「傷ついているのでは」との思いがあったのだろうが、お生憎さま、こちとらまったく気にしちゃいない。というか、「似ていないから傷ついているに違いない」という思い込みは、「似ているから嬉しい。誇らしい」という発想が原点になっているはずで、「俺には似るなよ、似てくれるなよ」と祈っていた人間からすると、いささか不思議な気にもなる。

 一方で、ヨメからすると生まれた直後から息子にヘヴィメタルを聞かせ、昭和のウルトラマンや仮面ライダーの主題歌を聞かせ、『六甲おろし』と阪神の選手たちのヒッティングマーチを覚えさせて“息子を自分色に染めようとしている夫”がまるで理解不能のようだから、ま、そこはお互いさまか。(参照:「金子達仁 大好きなモノを息子に刷り込む“幸せ”」

 ともあれ、もうすぐ3歳になる虎を分析すると、外観はヨメ。趣味の分野ではわたしの影響を強く受けている、ということになる。虎がアンパンマンよりも妖怪ウォッチよりもディスカバリー・チャンネルの『名車再生!クラシックカー・ディーラーズ』に熱中し、ヒマさえあれば「『エド・チャイナ(番組に登場する名メカニックの名前)』見る~」というようになったのは、間違いなくわたしの影響……というか責任である。

 でも、影響はそこまで。

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