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1階に親世帯でいいの?二世帯住宅の新常識[PR]

「同居するなら、親が元気なうちに」が賢い選択

親子の断絶や核家族化がクローズアップされたのはひと時代前の話。最近では一つの家に多世帯で住み、満足度を高めている多世帯住宅が増えています。とはいえ、異なる世代の人達がともに暮らす多世代の住まいでは、お互いの生活時間や価値観の違いなどが原因となる失敗もつきもの。そこで今回は、具体的な失敗例を取り上げながら、「二世帯住宅」「多世帯住宅」の賢い作り方を、住まいのプロに聞きました。

多世帯同居した約7割の人が満足している

 積水ハウスが、異なる世帯が一つの家に暮らす多世帯住宅を建てた人にその理由を聞いたところ、「一緒に暮らす安心感」と「親の老後を考えて」がいずれも約4割を占めた。親子が同じ空間に住まうことにメリットを感じる人が多く、また実際に約7割の人が「多世帯同居に満足している」という結果も出ている。

 DUAL世代にとっては、自分たちが忙しいとき、家事を頼ったり親に孫の面倒を見てもらえたりできる点が大きな魅力だろう。だが「多世帯住宅の良さはそれだけではない」と、総合住宅研究所の河崎由美子課長は話してくれた。

 「親世代が元気なうちに一緒に住むことで、孫にとってもおじいちゃんやおばあちゃんが家族だという意識が生まれます。いずれ親が介護を必要とする状態になったときに、孫が手伝ってくれやすくなるでしょう」

 子どもが小さいうちから親と同居すると、「孫の世話を押しつけることになるのでは?」と後ろめたさを感じる人もいるかもしれない。だが、長い目でみれば親世帯にとってもメリットの多い住まい方だということが理解できれば、もっと気軽に親子で多世帯住宅作りを相談できるようになるはずだ。

 とはいえ、親世代と子世代とでは住まいに対する考え方にズレがあることは否めない。そんな価値観の違いから生まれる多世帯住宅作りの失敗例、そしてその解決法を教えてもらった。


多世代住宅で気持ちよく暮らすためのノウハウを聞いた総合住宅研究所の河崎由美子課長(左)、積水ハウス姫路支店姫路中央展示場の久野誠一郎店長(中)、姫路支店姫路設計課の関堅司さん(右)

【失敗例1】よかれと選んだピンクのバスタブが仇に

 まず一つ目は、子世帯を呼び寄せようと、親世帯があらかじめ自宅をリフォームしたケースだ。

「息子の嫁が可愛らしい女性だったので、親世帯がよかれと思ってお風呂のバスタブをピンクにしたケースがありました。しかし、いつまで経っても息子夫婦が引っ越してきてくれません。実は嫁が『趣味が違う』と、ピンクのお風呂を嫌がっていたのです」(河崎さん)

 この失敗例から分かるのは、多世帯の住まいではそれぞれの世代の意見を確認する必要があるということだろう。「特に息子夫婦と同居するケースでは、息子の妻の意向を尊重することが大切です」と話すのは、実際に多世帯住宅作りの現場に携わる積水ハウス姫路支店姫路中央展示場の久野誠一郎店長だ。

「プランニングの際には両世代で一緒に話し合う場を設けるのはもちろん、本音で話してもらえるように世代ごとに別々にお話を伺うようにもしています。なかでもキッチンは若奥様にとって重要な空間であることが多いので、とりわけ気をつかう部分です」(久野さん)

「とはいえ親世代もすでに家を建てた経験があるので、家作りには一家言あります。特に使い勝手に関しては、年長者の意見に耳を傾けるように心がけています」と、プランニングを手がける積水ハウス姫路支店姫路設計課の関堅司さんは話す。


息子夫婦と同居するケースでは、息子の妻の意向を尊重することが大切。特にキッチンは重要な空間だという

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