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八塩圭子 保育園だけじゃない。幼稚園だって大変だ

子育て・教育

八塩圭子 保育園だけじゃない。幼稚園だって大変だ

入るのに苦労するのは保育園だけかと思っていたが、実は人気の高い幼稚園への入園もかなり大変だった。

「なんで、幼稚園からお受験?」好条件の園に人気が集中

 以前、幼稚園受験が他人事ではないと書いた。……そして、他人事ではないどころか、この数カ月、虎(息子・3歳)の幼稚園受験にどっぷり漬かっていた「金子達仁 草食の父親が息子の教育で譲れない一線」「八塩圭子 幼稚園受験が他人事ではないと悟った日」参照)

 「なんで、幼稚園からお受験?」と思われるかもしれない。「どこか近場で入れるところに入ればいいんじゃないの?」くらいに、私も以前は思っていた。ところが、よくよく調べてみると、そんな簡単ではないことが分かってきた。

 うちから徒歩でもバスでも車でも15分以内くらいで通えて、延長保育があり、働くお母さんにも理解がある幼稚園と考えると、候補は一つか二つに絞られる。その中でも、教育方針やカリキュラムが充実していて、特に息子に通わせたいと思えるところに、「やはりここ」と夫とも意見が一致する幼稚園があった。ところが、そのような魅力的な幼稚園には必然的に人気が集中する。ということは、人数制限のためにお受験スタイルにならざるを得ないということなのだ。

 有名私立大の付属などでなくても、教育の質や募集人数の関係でお受験が必須になってしまうところは、実はたくさんあるらしい。近所の焼き鳥屋さんで聞いたところによると、「あそこの幼稚園も倍率高いし、こっちの幼稚園も最近人気でなかなか入れない」という。面接で選考するところもあるし、抽選で決まるところもあり、まちまちだ。そのあたりの事情は地域によってかなり違いがあると思うが、私の住む区とお隣の区でも似たような状況だと聞いた。

 もう一つ、息子に通わせたい幼稚園の倍率が高い理由として、「母親が働きながら子どもを通わせられる幼稚園」がまだまだ少ないということがある。ご存じのように従来からの幼稚園は9時30分ごろに登園し、お昼ごはんを食べ、13時30分ごろに降園するところがほとんど。その送り迎えをすべて母親がするとしたら、仕事との両立は難しい。仕事を続けたいなら保育園への道を探るほうが現実的だ。そこには希望の保育園になかなか入れないという、次なる現実も待っているのだが……。

 一方、働きながらも子どもを幼稚園に通わせたいと思う親もいるし、私のようにフルタイムで働かず、比較的自分で時間管理がしやすい働き方の場合は、なんとかやりくりして幼稚園に通わせたいと思う人もいるだろう(このような中途半端な働き方ゆえに、保育園には入れてもらいにくいという事情もある)。

 そんな家庭にとって、延長保育時間の長い幼稚園は“砂漠のオアシス”のような存在なのだ。オアシスめがけてたくさんの希望者が押し寄せるのもご理解いただけるのではないか。

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