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医療保険、本当に必要? がんでも半数は9日で退院

「起きたときに経済的な損害が大きく、自力では対応できない」場合に保険が必要

 教育費や住居費に加えて老後資金の積み立て――。DUAL世帯が備えなければならないお金はとてもたくさんあります。その中で考えどころなのが医療保険です。入るにしろ入らないにしろ、漠然とイメージで決めるのではなく、まずはデータを頭に入れたうえで判断したいものです。今回の「田村正之の金持ちDUAL、貧乏DUAL」では、医療保険の必要性について考えてみました。

 医療保険の給付金は、基本的に入院日数に応じて払われます。まず知っておきたいのは、入院日数が急速に短期化していること(グラフA)。入院が短くなると、当然、もらえる給付金も少なくなります。

 厚生労働省によると、入院日数の平均は2013年で31日です。保険会社の勧誘では、よくこの数字が使われます。ただし、平均日数は5年間で1割短縮しています。その理由として、医療技術の進歩もあります。それに加えて、国の財政難により長期入院を抑制しているという背景もあります。しかし、諸外国はもっと短いため、今後も入院の短期化は進み、医療保険の効用は実質的に小さくなっていくことが予想されます。実際、医療保険の1件当たりの入院給付金の給付額は、2009年の12万4160円から2014年には10万9560円に、12%も減りました(グラフB)。

 この入院日数のデータは平均値なので、一部の長期入院で数字が押し上げられています。家計の金融資産の平均額が1209万円(2015年日銀調査)と聞き、「みんなはそんなに資産があるのか」と驚くのと同じです。でもこれは一部のお金持ちで押し上げられていて、金融資産の中央値(順番に並べたとき真ん中にくる金額)は400万円です。

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