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インフル対策をおさらい 今季からワクチン値上がり

注射型ワクチンから鼻噴霧型ワクチンへ移行する日は近い? 効果的な備えとかかったときの注意点

 通常の風邪に比べると全身症状が強く、感染力も強いインフルエンザは、時に集団生活で大流行することがあります。
 子どもが感染してしまった場合、保育園や学校の出席停止期間は「発症後5日かつ解熱後2日(幼児は3日)」のルールがあるので、共働き家庭にとっては大きな影響が出ますよね。たとえ、感染を免れたとしても、学級閉鎖になったクラスの子どもは学童で預かってもらえないケースもあります。
 本格的な流行シーズンの前に、いま一度、インフルエンザの基礎知識や予防法をおさらいしておきましょう。最新情報も含め、ユアクリニックお茶の水院長の杉原桂医師にお話を伺いました。

今シーズンからA型2株・B型2株の4価ワクチンが導入

 インフルエンザウイルスにはA、B、Cの3つの型があります。流行するのはA型とB型です。

 昨シーズンまでは3価(A型2株+B型1株)だったワクチンが、今シーズンから4価(A型2株+B型2株)になりました。

 流行するB型インフルエンザは「山形系統」か「ビクトリア系統」のどちらかで、これまではシーズン前に予想してどちらか1つをワクチンに入れていましたが、ここ数年、2つのタイプの混合流行が見られたため、今シーズンからはB型の両方が入った4価ワクチンになりました。株が1種類増えたことで、メーカーがワクチンの納入価を1.5倍に値上げしたために、やむなく値上げしている医療機関が多いようです。

鼻に噴霧する生ワクチン「フルミスト」は鼻や気道でもウイルスをブロック

 鼻腔に噴霧するインフルエンザワクチン「フルミスト」も話題になっています。

 弱体化させたインフルエンザウイルスを鼻腔内に噴霧することで、インフルエンザ疑似感染状態をつくるもので、血液中の抗体に加え、鼻や気道でも局所的に免疫を獲得できるので、注射型の不活化ワクチンよりも予防効果が高いと期待されています。

 日本ではまだ無認可ですが、2003年にアメリカで認可され、10年以上の安全な使用実績があり、アメリカではこちらがスタンダードです。

【メリット】
● 痛みがない
● 1回接種でOK(インフルエンザワクチン接種が初めての人は2回)
● 効果持続が約1年(不活化ワクチンを使う注射タイプは約5カ月)
● 予防効果が高いと期待される

【デメリット】
● 無認可ワクチンのため、万が一健康被害があったときに補償されない
● 生ワクチンのため、接種できる人に制限がある
フルミストを接種できない人は……
(1) 2歳未満、50歳以上
(2) 5歳未満で喘鳴の既往がある人、1年以内に喘息発作を起こした人
(3) 慢性疾患のある方(心疾患、腎疾患、糖尿病など)
(4) インフルエンザワクチンの成分(鶏卵、ゲンタマイシン、ゼラチン、アルギニン)に対して重度のアレルギーがある人
(5) 妊娠している人
(6) 免疫不全の方や、免疫不全の人のお世話をする人

【副作用】
● 接種後数日は、鼻風邪のような症状が出る

 従来の注射を使う不活化ワクチンでも、最近は極細針を使うことで、痛みはかなり軽減されてきています。国内でも、5年以内には針を使わない噴霧タイプが広く普及していくのではないかと思います。

 それでは、インフルエンザの流行時期を迎える前に予防接種することの重要性についてお話しします。

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