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女性リーダーの最初の仕事は自分の応援団を作ること

元外交官でコンサル企業トップのワーママ、アビゲイル・フリードマンさんインタビュー

 2015年10月12日から5日間、バンク・オブ・アメリカ・グループと、ヒラリー・クリントン氏により設立されたNPO団体「ヴァイタル・ヴォイス」の協働による、「グローバル・アンバサダー・プログラム(GAP)」が東京で開催されました。期間中は、日本の女性事業家、NGOの女性リーダー(メンティー)11名が、国際舞台の第一線で活躍する先輩女性リーダー(グローバル・アンバサダー)と一対一で行動を共にしながらメンタリング(メンター=ここではグローバル・アンバサダーによる指導、支援)を受けるという、貴重な機会を得ました。

 この集中プログラムを終えたグローバル・アンバサダー2人に、羽生祥子編集長がDUAL読者代表として聞きました。「日本企業の女性リーダーに欠けているもの・長けているもの」は何でしょう? 短所を補い、長所を伸ばすにはどうすればいいでしょう?

 後編は外交官として25年間勤務し、1992年から1995年までは在日アメリカ国大使館で勤めていたというアビゲイル・フリードマンさんにお話を伺いました。アビゲイルさんは1986年、夫が英語教師として広島に赴任した時に初来日し、現地で出産も経験。当時は専業主婦だったといいます。現在は国際ネットワークや資金源の拡大を望むクライアントにコンサルティングサービスを提供するThe Wisteria Groupの創立者兼CEOを務めるアビゲイルさんが考える、女性リーダーに必要なこととはなんでしょうか?

3度の日本在住経験の中で、専業主婦の経験も


アビゲイル・フリードマンさん。The Wisteria Groupの創立者兼CEO。外交官として25年間勤務し、日本在任の経歴もある

羽生編集長 アビゲイルさんは日本に在住していた経験もあり、俳句を本格的にたしなんで著書も出版されている日本通です。外交官としても長いキャリアをお持ちですが、仕事で日本に住んでいたのですか?

アビゲイル・フリードマンさん(以下、フリードマン) 最初に日本に住んでいたのは1986年のことで、夫が英語教師として広島に赴任したのがきっかけです。当時私はアメリカで弁護士をしていたのですが、夫は日本についての知識や強い憧れがあり、広島での仕事のオファーは大きなチャンスだったのです。私は日本についての知識はありませんでしたが、個人事務所をたたんで、夫に付いていくことにしました。そのときは新婚で、私は妊娠1カ月でした。その後、広島で長男を出産し子育てをしました。結局、1980年代、1990年代、2000年代に日本に在住しています。

 各年代を過ごしてみて、最初に言いたいのですが、日本は良い方向に変化していると思います

──最初の日本在住のときは、専業主婦だったということでしょうか?

フリードマン アメリカの弁護士資格は日本では使えず、1980年代の日本で、妊婦を雇う会社はありませんでした。それで私は、日本語のレッスンに通いながら専業主婦になって子育てをしていたんです。当時31歳。外で働いていない状態は、社会に出てから初めてでした。

 子どもと向き合えるなど、いいことも多かった反面、私の中で「働きたい」という強い気持ちが芽生えていき、日本語のほかにも様々な勉強をしていました。ある夕方、母乳を飲ませるのに悪戦苦闘している私を見ながら、夫は「君は主婦の役割には向いていないと思う」と言いました。(国務省)外交局に連絡するべきだと。実はアメリカ国務省の試験に受かっていたのですが、何となく気乗りがしなかったのです。

 それからまもなく、私たちはアメリカに戻り、私は国務省に入省しました。夫はパートタイムで働きながら子育てをするようになりました。私たちは国務省時代に2番目の子どもを養子として迎え、1993年に外交官として東京に赴任していたとき3番目の子どもを出産しました。

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