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高橋ゆき 夜、妻の布団を直してあげていますか?

子どものおむつを替える、掃除を手伝う、保育園の送迎をする……。妻が求める“イクメン”の姿は、実はそこにはない

    

夫婦の関係は、子どもにとって最大の教科書

 さて、ママ達へのアドバイスはどうか。それは「最後まで追い詰めないこと」。

 「私達女性はつい弁が立ち過ぎて、余計な一言を発して男性を追い込みがち。言葉の力に任せて夫を責めたててはいけません。夫婦にだって決して言ってはならない一言というものがあるのです。最近はLINEやメールという文明の利器があるのですから活用しない手はないですよね。せっかくならかわいいスタンプを駆使してコミュニケーションを円滑に進めるのがポイント!」

 腹が立っても即座に余計なことは言わない、聞かない。感情を交えず、冷静に業務連絡風に用件で尋ねるようにすれば既読スルーだった夫の返信率も上がるとか。

 「それから、『あなたなら大丈夫』という一言を上手に使うのは効果的。この言葉は男性の部下を育てるときにも、男の子の子育てにも活用できる魔法の一言なんです」

 お互いを思いやり、同時に自分自身の愛する心をさび付かせないように心のトリートメントにも気を配ることを高橋さんが重要視するのは単に夫婦二人のためばかりではない。適度な緊張感を保ちながら、時にはかわいく力を抜いて素の自分達をお互いに認め合う。そんな姿を子ども達に見せてあげることこそ、親の重要な役割の一つだと高橋さんは言う。なぜなら「夫婦の姿は子ども達にとって最大の教科書」となるからだ。

 「子ども達は夫婦の関係を見て育つもの。親が考える以上に子ども達は多くのことを見ています。もしパパが忙しいことを理由にママが食事の用意をすることも掃除をすることも“やってもらって当たり前”の態度で接していれば、その夫婦像は確実に子ども達の世代に継承されていきます。未来のイクメン教育は家庭の中で既に始まっているのです」

 「もちろん、いつも正解でなくてもいい。時には反面教師だっていい。でも夫婦の在り方は確実に次の世代に引き継がれていくことをどうか忘れないで。輝く親の姿を見せることは親として私達の使命。だからこそ、きっちり果たさなければと感じています」

*次回は愛する心でいっぱいの高橋さんを育んだ、ご両親について聞いていく。

(ライター/砂塚美穂 撮影/鈴木愛子)

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