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上級管理職の女性割合が高い組織は、ROEが高い

昨年12月に開催された、日経ウーマノミクス・フォーラム「グローバル・ウーマン・リーダーズ・サミット」ダイジェスト・リポート

日経ウーマノミクス・フォーラム「グローバル・ウーマン・リーダーズ・サミット」リポート。ご参加くださった皆様、ありがとうございました!

12月12日(土)に虎ノ門ヒルズ フォーラム(東京都港区)で開催された日経ウーマノミクス・フォーラム「グローバル・ウーマン・リーダーズ・サミット」。今年のテーマは「女性リーダーの強み」。日経ウーマノミクス・フォーラム女性会員限定でご応募いただいた221人が、キーノートレクチャーからパーティーまで、充実した1日を過ごされました。当日の様子をダイジェスト版でお伝えします。

ジェンダーの問題を戦略と捉える日本の現状は、女性リーダーに追い風


壇上で話す、ビジネススクールIMDのギンカ・トーゲル教授

 キーノートレクチャーは「Strategies for Leadership~世界トップクラスのビジネススクールIMDで教えるリーダーシップ~」と題し、スイスに拠点を置く世界トップクラスのビジネススクールIMDのギンカ・トーゲル教授が登壇しました。

 トーゲル教授が冒頭で示したのは、「上級管理職の女性割合が高い組織は、ROE(自己資本利益率)が高い」ことを表すデータでした。

 しかし、「ある実験の結果によると、全く同じ経歴の履歴書を、一つは男性名にし、もう一つは女性名にして企業に送ったところ、男性名で書かれた履歴書を、企業の採用担当者は高く評価することが分かっている。採用側によって無意識のバイアスがかかっていることが明らかだ」など、数々の調査結果を紹介してくれました。

 また、「女性管理職には、堂々とし自信を持ち、同時にフレンドリーでいて物腰が柔らかく、穏やかであるといった要素が求められる」「簡潔な言葉を用い、低音で話すことによって、女性は自信がある印象を相手に与えることができる」など、振る舞いも含めたアドバイスを参加者に語りかけました。

 2015年8月に成立した女性活躍推進法で、女性リーダーを積極的に登用する機運が高まる日本の現状についても触れ、「安倍首相は、ジェンダーの問題を戦略として捉える、世界でも数少ない政治家。日本国内において、女性リーダーの数は上昇し続けるでしょう」とコメントし、講演を終えました。

リーダーはチームに対して方向を示し、エネルギーを与える存在

 次はトーゲル教授を囲み、三菱東京UFJ銀行・グローバル人事室室長のイヴォンヌ・コルプスさん、気仙沼ニッティング代表取締役社長の御手洗瑞子さん、槍田真希子・日経新聞記者のモデレートで「Women's Strengths in Leadership~女性リーダーの強みと課題~」をテーマにした座談会が行われました。

 まず「リーダーシップとは、チームに対して『① 方向を示す』『② エネルギー(インスピレーション・動機づけ)を与える』こと。そして、リーダーシップに男女差はない」という大前提を確認。参加者からの質問も加えて議論が交わされました。

 女性リーダーの課題である、メンターとロールモデルの問題について、コルプスさんは「6人の子育てをしながら、弁護士、そして歯科医と、社会進出する女性の先駆けでもあった母が、私のロールモデルだったことに気づいた」と発言。御手洗さんは、「意思決定は自分でするので、ロールモデルはいない。悩んだときに相談するメンターは必要だが、ロールモデルが必要かどうかは人それぞれだと感じる」。トーゲル教授は「完璧なロールモデルはなかなかいない。男性は『起業家としてはあの人』『スピリットはこの人』と、複数の人のいいとこ取りをしてロールモデルを作ることが多いようだ。女性ももっと実践的でもいいだろう」と語りました。


右から気仙沼ニッティング代表取締役社長の御手洗瑞子さん、三菱東京UFJ銀行・グローバル人事室室長のイヴォンヌ・コルプスさん、トーゲル教授、槍田真希子・日経新聞記者

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