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もし村山らむねが少子化担当大臣になったら

出産したら出世できる!! 「産み損」から「産み得」への大転換

 最近の女性活躍推進策。正直、意図が分からないんです。

 「産んで育てる」か、「出世する」か、どちらか選べとのメッセージなのか?

 「産んで、育てて、出世もしよう」という、何も諦めなくていいんだよというメッセージなのか?

 理解に苦しみます。

 そして、前者と後者は全く違う。後者の「産んで、育てて、出世もしよう」の場合、この無理無理な願望を後押しするために、どれだけ応援の政策を実施してもらえるのか?

女性活躍推進は、少子化を加速させる!?

 女性活用が叫ばれて、管理職への登用の数値目標などが掲げられるようになってきています。私は直感的に、このことでもしかしたら、ますます少子化は進むのでは? と思っています。

 「女性でも出世できる」というメッセージは、直線的には「子どもを産んでも出世できる」とは結びつきません。子どもを産むことがハンデになると思うような政策であれば、このチャンスを生かすために、子どもを産むことを諦めたり、先送りしたり、もう一人産むことを断念したりする女性がいてもそれは責められないでしょう。

 私も、20年前に出世か? 出産か?と突き付けられたら、悩むけど両立に自信がなければ、たぶん出世を選びました。どちらも追い求められるほどのエネルギーにも能力にも自信がなかったですし、同期が肩書きの駒を進めていくことに、全く能力もない割には非常にショックを覚えていましたし。やっぱり出世はしたいですよね。

 「産んで、育てて、出世もしたい」なんていう気持ちは「ふざけるな、甘えるな」と、言われておしまいなんですよ。普通は。普通は、なんていうと、またまた「レベル5」な女性達が、「いえいえ私は簡単に乗り越えました」なんてしゃしゃり出てくるけど、みなスタートラインと持ってるエネルギーや能力のレベルは違うんです。レベルの上の人達が、下のレベルに理解を示さずに、政策立案を邪魔する構図は、正直こりごりです。

 女性活躍推進が、より一層少子化を促進しないためには、「女性でも出世できる」だけでは足りず、「出産しても出世できる」、もしくはそれ以上に「出産したら出世できる」ぐらいの、産み得を実現しなければ到底追い付かないと思います。だって、コスパが悪いんですもの。仕事しながらの出産や子育て。

 働いて産んで戻って働き続けて、と求めるならば、「産み損」から「産み得」への大転換。産まないと損だ! と思わせるような苛烈な政策が求められると、私は信じます。

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