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待機ママだったからこそ、保育園事業に乗り出したい

【待機ママルポ/中編】採用面接で役員から「お子さんの保育園はいつ決まりますか?」と聞かれ、切れそうになった

現場と経営を学ぶ。そのために保育園で実際にパートで働くことに

 結局3カ月ほどの待機期間を経て、娘の保育園が決まりました。認可・認可外にこだわらず探していたというのもありますが、もともと待機児童が少ない地区だったということが大きかったと思います。

 私もようやく、本腰を入れて起業準備を再開。パートスタッフとして働ける保育園を探すことにしました。最終的にハローワーク経由での認証保育所勤務が決まりました。保育士の資格もすぐに取りたかったのですが、起業を思い立ったのが保育士資格の受験申し込みの締め切り一週間後。翌年の受験までお預けとなりました。

 週に5日、5時間勤務、現場に入っての保育が始まりました。子どもは本当に一人ひとり違っていて、個性や家庭環境なども踏まえて、こまやかな配慮や対応が必要だと分かりました。また、保育士自身の意識を高く持って保育に当たることの重要性も学びました。

 私の仕事は保育補助でしたが、その運営について見ているとマネジメントという概念が弱い。保育所が掲げている理念は誰も覚えていないし、園側も浸透させようという努力をしていない。もしくは、浸透させる方法が間違っているようにも思えました。

 職員や保育士の価値観やスキルはバラバラで、職員間のコミュニケーションはうまく取れていない場合もある。それが職場の雰囲気を悪くし、モチベーションやモラルの低下も招いているように見えました。「良い先生に当たればラッキー、そうでなければ残念」という状況は、保育の質という面から見ても、利用する子ども達や保護者の方には大きな問題です。ついコンサルタントの血が騒いで、色々と改善のお手伝いをしたいくらいだと感じていました。

 そんな日常を目の当たりにしながら、保育所での現場経験は4カ月で区切りをつけ、自分の起業のビジョンをいよいよ具体化させていく段階に移っていきました。

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保育園に入れない! 待機児童ママの現実

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