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小島慶子 子どもたちのお小遣い制廃止、その心は?

子育て・教育

小島慶子 子どもたちのお小遣い制廃止、その心は?

「1時間10ドル」で生き生き働く息子たち。体を動かすこととその対価を伝えたい

 先月号(小島慶子 月1フライト生活で父の仕事を思い出す)で、写真のキャプションにちょっと書いたのだけれど、わが家はお小遣い制を廃止した。昨年11月までは、中1の長男に9ドル、小4の次男に6ドルを毎月1日に支給していた。それをゼロにして、「お金が必要な時は家庭内労働をして手に入れよ!」という制度にしたのだ。

 オーストラリアの最低時給は1600円ほどと聞いたので(!)それよりは安く1時間10ドル、15分2ドル50セントと設定。「いま庭がすんごく落ち葉だらけだから今日中にキレイにしたら15ドル」などと、時間ではなく仕事の内容で値段を決めることもある。彼らは仕事さえすれば上限なく現金を手に入れることができるし、親は市価より安い人件費で、家事労働の負担を減らすことができる。

「君ら、お金が必要ならば仕事を探したまえ!」

 親は、子どもの仕事が終わったら速やかに約束通りの賃金を支払わければならない。子どもも、親が後回しにしようとしたら、速やかに支払うよう請求するべし。将来、賃金の不払いをなあなあにされて結局泣き寝入りなんてことにならないように。仕事をするからには、はじめに条件をきっちり決めておくことも大事。ギャラの提示もなく仕事を依頼してくるような相手を信用してはいけない。実績を積んで、賃金を上げる交渉をするのも忘れずに……。

 「君らな、そもそも何もしないのにお金がもらえるなんてことはぜっっっっったいにない。歌の一つでも歌うとか、とにかくなんかしないとお金は手に入らないんだ。だからお金が必要なら、自分で仕事を探したまえ。幸い、この家の中にはいくらでも仕事があるぞ」と通告した時には息子たちはえらくショックを受けていたが、やり始めたら、自分次第で今までに支給されていたお小遣い以上の額を手に入れられることに気づいたようだ。長男は早速クリスマスツリーを出して10ドル、片付けて10ドルをゲット。次男は15分で洗濯物をたたんでは、2ドル50セントずつ細かく稼いでいる。


お正月はパースシティからフェリーで45分のところにあるロットネスト島へ。自転車で島内のビーチを巡る。崖の上からの絶景。

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