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子育て・教育

開成中に合格しても、才能だけではつまずいた

個別指導塾テスティーの繁田塾長「子のモチベーションを上げる親の7カ条」

 中学受験に強い個別指導塾「TESTEA(テスティー)」を運営する繁田和貴さん。自身は小学生のとき、大手塾SAPIXのテストで3年連続1位をとり「10年に1人の逸材」といわれた人物です。名門・開成中学に進学したものの、その後の学生生活では退学寸前になったり、大学受験に失敗したり、大学では何度も留年したりするなど、多くの挫折を味わいました。「才能だけでなく、人生には目標や目的意識が大事」と悟ったといいます。

 繁田さんのこれまでの人生を振り返りつつ、塾での指導を通じて多くの親子と接してきた繁田さんだから分かる「親は中学受験をする子どもに、どう接したらよいか」という難題について、7カ条で紹介します。

開成中に難なく合格したが…

日経DUAL編集部 SAPIXのテストで1位なんてすごいですね。どんな小学生だったのですか?

 遊びやゲームが好きな普通の小学生でした。小3から塾に行き、新しい知識を得るのが楽しいな、と感じました。小4の夏に、通っていた塾から独立する形でSAPIXができたんです。4~6年生のあいだ、そのSAPIXの統一テストで3年連続1位をとった。1位をとることによって皆に注目され、お調子者だったこともあり、よりモチベーションが上がって勉強を頑張る。好循環に入っていきました。


繁田和貴さん

 ―― そして開成中学に入学。順風満帆に見えますが…

 勉強は嫌いではなかったのですが、あくまでゲーム感覚だったのかもしれません。小学校のときには、塾で学習し、問題が解け、いい成績を残すことで、承認欲求が満たされていた。でも中学に入って目標を失い、ゲームなどの遊びに夢中になってしまったんです。サッカー部に入ったものの、サッカーに生活すべてを費やすほどの熱意はなく、部活を休んだことも多かった。レギュラーにはなれませんでした。

 その後、学内で花札などの賭け事がはやりました。最初は先生も黙認していたのですが、だんだんと賭け金などがエスカレートし、とうとう中3のときに学校による一斉摘発が。僕は「主犯格」ということで退学処分スレスレでした。

 ―― 一方で、成績は良かったのですよね。

 良かったですね。校長先生を見返したくて頑張りました。とはいえ、僕はダラダラ勉強するのは嫌なので、効率的な勉強のやり方をいつも考えていました。そのひとつは「授業の内容は、授業時に完璧に理解する」ということです。分からないことは授業の後に先生に質問して、その場で解決していました。

 今、子ども達に教えていて、しみじみ大切だなと思う能力は「自分が分かっていないということを知っている」ということ。授業などで話を聞いて、「ここは理解できていない。難しい。分からない」と気付ける能力です。塾では、たびたび「今のってどういうことかな。説明してくれる?」と問いかけます。自分の言葉で説明できないときは、理解していないことが多いです。

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