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トヨタ式 子どもの「やり切る力」をつける生活習慣

(3)「思い」の見える化でゴールを明確に

 トヨタ自動車での取り組みを通じて有名になり、今や海外でも通じるようになった言葉に「改善(KAIZEN)」があるのはご存じでしょうか。その「改善」の考え方は生産現場や職場だけでなく、家庭にも取り込み、日々の暮らしで活用することができます。
 これまで2回にわたって「片づけ」をテーマにお届けしましたが、今回クローズアップするのは「生活習慣」子どもの「やり切る力」を育てるためのコツを、20万部超のベストセラー書籍『トヨタの片づけ』を発行したOJTソリューションズで広報を務める岡内彩さん(3歳と6歳の2児のママ)がお伝えします。

【これまでの記事】
(1)家でトヨタ式を実践!保育園着替えや制作物の片づけ
(2)子どものおもちゃ片づけをトヨタ式で成功させる

「あるべき姿」と「現状」のギャップを埋めていく

 「三日坊主」という言葉に代表されるように、大人になっても一旦決めたことを続けるのはハードルが高いものです。実はトヨタという企業は、この「やり切る力」がとても高い! 毎年多くの利益を生み出している改善活動も、“問題を発見→問題の真の要因を特定→対策を実施→効果を出す”というサイクルを愚直に「やり切った」ことの結果なのです。

 しかし「やり切る」ことは、当事者の意識の高さだけで可能になるわけではありません。周囲のサポートや効果的なツール・仕組みがあって、初めて可能になるのです。

トヨタ式のポイント

トヨタの改善の基本は問題解決手法。「あるべき姿」と「現状」のギャップを問題と捉え、様々な対策の実施を通じてそのギャップをなくしていくというフローです。

 従って、最初にやるべきは、「あるべき姿」を明確にすること。今回の記事では、ここを中心にお伝えします。

 子どもは、今を楽しむ天才です。その辺りに転がっているものをおもちゃにしたり、何もない所でごっこ遊びを始めたり、周りにいる人や動物から想像を膨らませたり。しかし、純粋に今を楽しめる日々が、ずっと続くわけではありません。

 小学生になるとやるべきことが急増し、目的を理解できないままに毎日の“やるべきこと”に忙殺され疲弊してしまう…という悲しい状況に陥ることも。そうならないために小学校入学前から、自分の行動の目的を考える習慣をつけておくことが重要です

 加えて、自分が決めたことを着実にやる力=「やり切る力」があれば、自分の将来の夢が見つかったときにそれを達成するための強い武器になります

 今は、世の中が目まぐるしく変わる時代。親の時代の正解が、子ども達の時代の正解ではなくなる可能性だって大いにあります。しかし自分自身で考える習慣と「やり切る力」があれば、どんな時代でもたくましく生きていくことができるでしょう。親は正解を教えてあげることはできませんが、そうした力を身に付ける重要なサポートをすることはできます。

 それでは、自分の未来のありたい姿=ゴールを明確にする→ゴールに沿って計画を立てる→計画を確実に「やり切る」という流れでご説明していきます。

次ページ 自分が決めたことを「やり切る」成功体...

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