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夫婦間の失望・マンネリは子どもに伝わるの?

子育て・教育

夫婦間の失望・マンネリは子どもに伝わるの?

不満や失望を素直に口に出せる関係を育てることが大事

 全く問題がない“完璧”な家庭はありません。子どもの成長とともに訪れる課題に全員が「チーム」として取り組み、自分達らしい家族を形成すること--それが「ファミリー・ビルディング」の考え方です。幼児教育を通して6000人以上の子どもと接し、数多くの家庭をコンサルティングしてきた山本直美さんが、悩めるデュアラー世代へアドバイスします。
 第5回のテーマは「夫婦関係の変化」。結婚し、子どもが生まれると否応なしに夫婦の関係も変わるもの。結婚前に持っていた相手への尊敬や愛情が減り、不満や失望を感じることが多くなっている気も……。夫婦の信頼関係はどう育てればいいか、聞きました。

 こんにちは!チャイルド・ファミリーコンサルタントの山本直美です。

 結婚して子どもが生まれると、独身時代や夫婦二人のときと比べ、生活が一変します。「昔はあんなに格好よかったのに……」「あんなに優しかったのに……」と、パートナーに失望することもあるでしょう。

 子どもに愛情を注ぐ一方で、夫や妻への愛が薄らいできているような気持ちになってしまうことも少なくありません

夫婦関係も進化している

 恋人時代は評価していた相手の長所が、夫婦になると一転してネガティブに見えてしまうこともあります。

恋人だったころ : 色々頼りになる ⇒ 夫婦関係 : 何でも決めてしまう自分勝手
恋人だったころ : 優しい       ⇒ 夫婦関係 : 優柔不断

 相手は変わっていないのに、こんなふうに受け止めてしまうのは、自分の見方が変化したから。結婚すると、夫や妻が変わってしまったかのように錯覚してしまいがちですが、必ずしもそうではありません。

 恋人から夫婦になることで、人生のステージは変わります。

 ただ仲良くしていればよかった恋人時代は終わり、夫婦の関係は「生み、育てる」という次のステージに進みます。意見がぶつかったり、お互い不満に思うことがあっても、恋人のように「イヤになったからすぐに別れる」ということはありませんよね。たとえ怒っていても、「無意識のレベルでは相手を受け入れている」のが結婚です。実は恋人時代に比べて、男女の関係はすごく進化しているといえるのです。

 子育てだけでなく、「夫婦の信頼関係」も育てていくのがこの時期です。自分やパートナーの進化、成長を楽しみにできないと、変化を受け入れられずに、過去と比較ばかりしてしまうこともあります。「相手を認めない」のは、実は今の自分を承認できていないことの表れ。新しいステージになじめずに、どこかで「こんなはずじゃない!」と思っていることが多いですね。

 特に子育て中は、これで合っているのかどうか、誰も教えてくれませんから、不安でついついネガティブになりがち。動物だって、子どもを守るときは命を懸けるのですから、必死になるのは当然のことです。パートナーのことをそれまでのように気にかけられなくなったりもしますが、夫婦関係を良好に保つ「努力」を忘れないでほしいものです。

 少し落ち着いてきたら夫婦で日々のことだけじゃなく、ちょっとだけ未来の話をしてみましょう。3カ月後、1年後、3年後、10年後……先のことを考える暇なんてないと感じられるかもしれませんが、未来を想像し、夫婦で語り合う時間を持つことで気持ちに余裕が生まれることもあります。

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