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子連れ海外 現地での万一に備えたお金&病気の知識

【初めてのハワイ・グアム 子連れ海外旅行術 特集】(4)渡航先でのハプニングに備えて、ポイントを押さえた旅計画を

※DUAL特選シリーズとして、2016年7月の記事を再録してお届けします。

 仕事と育児で忙しい毎日、夏休みの思い出作りの一つとして、海外へのご褒美旅を計画している人も少なくないのでは。中でも、あこがれの子連れ海外旅行先としていつも上位に挙がってくるのが「ハワイ」。日本人になじみが深く、美しい海はもちろん豊かな自然、のんびりとしたムード、さらにショッピングスポットが充実しているのも魅力です。子連れ海外旅デビューをしたいけれど、フライトや現地でのハプニングがちょっと心配という人に向けて企画した「初めてのハワイ・グアム 子連れ海外旅行術 特集」。行き先をハワイと決めている人だけでなく、アジアやオーストラリアなど子連れでも比較的行きやすい国を検討している人にも役立つ情報が満載です。

 第4回のテーマは、旅の予算や現地通貨への両替、海外旅行保険など、お金まわりの基礎知識ともしもの事態に備えた病気対策。自身も子連れ海外旅を経験しているシンガポール在住のファイナンシャル・プランナー 花輪陽子さんと旅行ジャーナリストの村田和子さんに話を聞きました。

【初めてのハワイ・グアム 子連れ海外旅行術 特集】
第1回 1歳からのハワイ子連れ旅、初めての海外旅成功のコツ
第2回 失敗しない! エアライン選びとキッズサービス比較
第3回 プロ海外旅 親の必需品、子どもの現地調達品リスト
第4回 子連れ海外 現地での万一に備えたお金&病気の知識 ←今回はココ!
第5回 親子の笑顔を約束するハワイ 宿選び&過ごし方

海外へ持っていく現金の平均は17万円。盗難リスクを軽減するために

 「以前、VISAからの委託により調査会社シタシオンジャパンが行った調査によると、子育て世帯が海外旅行に持ち込む現金(※)の平均は17万円という結果がありました(調査は2012年2月24日~27日実施/(※)現金=日本円と現地通貨の合計)。私の場合は、できるだけ最小限に10万円くらいを持って行くようにしています」とはファイナンシャル・プランナーの花輪陽子さん。

 現金は盗難の被害に遭っても保険の携行品損害対象にはならず、持ち歩くのにはリスクを伴います。

 「日用品やお土産などのショッピングはクレジットカードで支払ったり、現地通貨でも預金が引き出せる銀行で口座を開設しておいたりして、現金は必要最小限に抑えるのが賢い選択です」

 現地通貨の主な調達の方法としては、クレジットカードの海外キャッシングサービスのほか、日本の銀行の円預金口座から現地通貨を引き出すことができる「国際キャッシュカード(インターナショナル キャッシュカード)」の利用。そして、後払いではなく支払い時のレートで日本の銀行の預金口座から引き落とされる現金感覚のカード「Visaデビットカード」があります。

 「インターナショナル キャッシュカード」は、現在、SMBC信託銀行プレスティアと新生銀行で申し込みが可能。一方、Visaデビットを発行しているのは、りそな銀行、三菱東京UFJ銀行、スルガ銀行、ジャパンネット銀行、楽天銀行、イオン銀行など13の銀行。それぞれ定められた為替レートに加えて、所定の手数料を上乗せしたレートで円に換算されます。


旅を成功させるには、お金や病気などリスク対策も大事※写真はイメージ

海外旅を快適に支えるクレジットカード、賢い利用のコツ

 「海外でのクレジットカード使用はなんとなく不安。現金やトラベラーズチェックのほうが安心」というのは過去の話。今はポイント還元や旅行保険の付帯があったりなど、使い方次第で、現金よりも『安心・安全・お得』に使えます」とは花輪さん。

 クレジットカードで買い物をしたときに心配になるのがレート換算ですが、「翌月1回で一括返済するなら、JCBやVisaなら手数料は1.6%前後で済み、クレジットカードのポイントは使用金額の0.5〜1%であることが多いために、ポイントとの差額を考えると、より安い手数料で利用できる感覚。現地で現金に両替する手数料はもちろん、インターナショナル キャッシュ カードやデビットカードよりもおトクになるケースもあります」と解説します。

  Visa、マスターカードはどこの国でも使える範囲が広いですが、アメックスやJCBカードは使えない場合も。盗難されたときのことなども考えて、違うブランドのカードを2枚持って行くのが安心です。便利なクレジットカードですが、使い過ぎには注意が必要。無駄な出費を防ぐために、レシートは捨てずにしっかりと保管し、計画的に使いたいものです。

 「旅にかけられる総予算は各家庭それぞれですが、自分の家庭がレジャーにどれだけの費用をかけられるか把握することが大切です。ボーナスなど特別な収入の中から『特別費』として考える場合は、車や住宅のローンなどの固定支出を先に差し引いて、最低限1~2割は貯蓄に回しましょう。現地でのアクティビティーやショッピング、お土産代は、あらかじめ夫婦で決めた予算の範囲内に抑えてくださいね」(花輪さん)

 子連れ海外旅として人気のハワイも、ほとんどのスポットでクレジットカードの利用が可能。滞在中に必ず行きたいスポットでカードが使えるかどうかをあらかじめ調べておくことで、現地でどのくらい現金が必要となりそうか、より具体的にイメージできます。

【次のページからの内容】
・到着してからの行動を想定し、空港では初日の必要分だけを換金
・渡航先での発熱、支払いはカードでもできる? 現地でのケガ・病気対策
・ハワイ旅で最低限入っておきたい保険のグレード
・花輪さん体験談、1歳の子連れ海外旅デビューで学んだこと

次ページ 到着してからの行動を想定し、空港では...

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