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金子達仁 初出場のレスリング大会で息子が変貌

子育て・教育

金子達仁 初出場のレスリング大会で息子が変貌

仕事でフリーになってからは無縁だった夏休み。幼稚園通いの息子のおかげで、今年の夏は一味違った。夏のラストを飾ったのは他でもない。あの一日――

縁が薄かった「夏休み」。でも、今年は全然違った。なぜって?

 子どものころはとにかく楽しみで仕方がなかったのに、オトナになるにつれてその思いが薄れていき、最近ではその存在すら忘れてしまっていたものは何?──なんて質問をぶつけられれば、誰だって一つや二つは気の利いた答えを思い浮かべることができるはず。

 わたしの場合は、夏休み。

 楽しみだったのは、せいぜい中2ぐらいまで。中3の夏休みは受験勉強が大変だった記憶があるし、サッカー部に属していた高校時代はただ地獄だっただけ。神奈川県大会の早いラウンドで負けてしまった高3の夏は、記憶自体がすっぽりと抜け落ちてしまっている。

 大学に入ってからは、学生の分際で買ってしまった新車のローン、バイクのローン、メキシコ・ワールドカップ観戦費用のローン、家でヘヴィメタルを満喫するためのオーディオ・コンポのローンなど、月々9万円の返済をクリアするためにひたすらアルバイトの毎日だった。ま、大学自体には月に1~2回ぐらいしか行っていなかったから、夏休みのありがたみがほとんど感じられなかった、という面はあるかもしれない。

 雑誌の編集者時代は、それでもまだ「そうか、そろそろ夏休みか~」と思うことはあった。というのも、わたしが関わったテニスにしてもサッカーにしても、夏にはインターハイがある。これの安くて快適な宿を押さえるのがなかなか大変で、7月の気配を感じるころからリサーチを始めたものだったからだ。

 だが、フリーになってからは完全に夏休みとの縁は切れた。出張に出かけようとして、みどりの窓口に並び「申し訳ございません、満席でございます」「え? 平日なのになんでですか?」「今日から夏休みなもので」「マジか~」的なやりとりをしてしまったこと、一度や二度ではない。

 これが会社勤めの方であれば、やれお盆休みがあったりとか、同僚がどこか海外旅行に行ったとかいう話から、日常生活の中で「夏休み感」を味わうこともあるだろう。だが、フリーにはない。ウチの場合、ヨメもフリーの人間なので、尚更である。

 だから、今年の夏はえらいこっちゃ大変で、えらいこっちゃ楽しかった。

 幼稚園には、夏休みがあるから!

 去年までお世話になっていた託児所には、当然、夏休みなどなかった。ま、夏休みになると、幼稚園に進んだお兄ちゃん、お姉ちゃんたちが大挙してやってきていたのは知っていたが、だからといって何かが変わったわけでもない。依然、わたしにとっての夏休みは過去のもの、他人のものでしかなかった。

 今年は、違った。

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