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NTTコムウェア全課長職800人がイクボス宣言!

役職者が少しずつでも変わることで、部下も『うちの会社、変わったな』と思う

雇用形態の複雑化が進むとともに、育児や親の介護、自分の病気といった事情により働き方が限定される社員が増えるなど、多様な属性の人々が同じ職場で働くケースが増えています。労働力人口も減少傾向にある中で企業が重視しているのが、「あらゆる人材が最大限に能力を発揮できる、持続可能な環境づくり」。管理者は、部下の個々の事情を理解しながら適切に対応し、組織全体の生産性を向上させて、会社の業績・利益を上げていくマネジメント力が求められています。

「職場のエース社員が、親の介護で急に介護休職を取得することになったら?」「育休明けの社員に配慮をしていたつもりが、周囲も本人も不満を抱えていた」など、こうした事態を身近に起こり得る“全社の共通課題”として真っ向から取り組んでいるのが、システムインテグレーション(企業の情報システムの企画、設計、開発、構築、導入、保守、運用等を一貫して請け負うサービス)を中核に展開する「NTTコムウェア」。

今年7~9月には、全国の課長職800人近くを対象にした「既任課長(ダイバーシティマネジメント)研修」を実施。全課長に、日経DUALのイクボス本『崖っぷちで差がつく上司のイクボス式チーム戦略』(日経DUAL編、日経BP社発行)を配布し、「育児」「介護」による制約社員をテーマにしたマネジメント研修を行いました。研修の最後には、宣言シートを活用したイクボス宣言も! 研修の様子と同社の取り組みを紹介します。

「補充? あるわけない。どうする?」 支え合い、組織を活性化するチーム作り

 「職場に子どもの育児や親の介護などの事情により、働く場所や時間、仕事内容などに制約をもつ社員がいたことがある人は挙手していただけますか?」と質問を投げかけるのは、研修の講師を務めるNTTコムウェア総務人事部HCMセンター所長・ダイバーシティ推進室長の深松清人さん。手を挙げたのは、40~50代を中心とした課長職84人のうち約半数。6人ずつ14のテーブルに分かれ、講師を務める深松さんの話に熱心に耳を傾けます。


今年7~9月に、北海道から九州まで全国800人超の管理者に向けて、“イケボス”研修を実施したNTTコムウェア。当日は首都圏の課長84人が熱意ある姿勢で参加した

 「今、時間等に制約をもつ部下がいて実際にサポートしているという人だけでなく、これから、産休・育休を取得する部下を持ったり、親や配偶者等の介護に直面したりするという人もたくさんいるでしょう。75歳以上の要介護認定は約3割で、特別養護老人ホームへの入所ができない待機者は、2013年度の統計で約52万人。全国的に介護施設が不足する中、1人でケアに携わるとうつになるリスクも指摘されていて、一般的には介護認定された1人に対して4人が関わるといいとされています。

 エース社員が突然消えるという事例は、NTTグループだけではなくどの会社でも起こり得ること。誰もが当事者になる可能性がある中、現場の社員を身近に職場で束ねる皆さんと、お互いに支え合いながら会社がより良く成長していくための“チーム力”について意見を交わし、情報共有の場を持ちたいと思っています」と、研修の目的を深松さんは伝えます。

 同社では、10年以上前から社員のキャリア支援に積極的に取り組む中で、昨年5月には「介護セミナー」を企画。任意研修にもかかわらず全国から約170人の管理者が参加しました。反響の高さから、今年7~9月には、800人近くの課長職全員を対象にしたダイバーシティマネジメント研修を全国で実施。育児(イクジ)や介護(ケア)で時間制約をもつ社員を支える上司を「イケボス」と定義するなど、組織の大きな命題として管理者間で意識統一の場を設けています。


「エース社員が、明日から突然いなくなる」という事例は、どの職場でも十分起こり得ること。NTTコムウェアでは、育児・介護により時間制約のある社員を支援する管理者を「イケボス」と呼び、社を挙げて推進している

<次ページからの内容>
●上司が“イクボス本”を職場の机上に置く、部下へのインパクト
●現状を正確に把握 短期的・中長期的視点からアクションへと導く
●管理者達の課題意識と声 働きやすい環境に必要な要素とは
●NTTコムウェアのキャリア支援の取り組み
●職場をより良い方向へ導く理想の上司とは? 2人の管理職に聞く

次ページ 上司が“イクボス本”を職場の机上に置...

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