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保育園不足で個人ができること 認可入園対策

保活を「ママの役割、ママだけの努力」にしないでほしい

 保育園不足が深刻化するなか、東京都は9月に「待機児童解消に向けた緊急対策」を発表しました。126億円の補正予算案をまとめ、年度内には5000人分の保育サービス枠が拡大する予定です。小池百合子都知事は待機児童解消を知事選から訴えているし、就任以降、既存のシステムを斬りにかかっていますから、保育園不足にも新たな施策を打ち出してくれるでしょう。
 とはいえ、そう楽観視はできません。待機児童に対して、これまでも何もしてこなかったわけではありません。東京都は昨年度、保育サービス受け入れ児童を1万4192人増やしました。にもかかわらず、待機児童数は今年4月の時点で8466人と前年同月より652人増えています。対策は完全に後手に回っています。保育園、全然足りていません。
 そこで今回のテーマは、「保育園不足に対して個人ができること」。待機児童数が万年全国ワースト1の世田谷区で、今年4月に認可保育園の1歳クラスへの入園を決めたフリーのライターが、走り回った保活体験から認可園入園対策と、保育園ライフを送る今だから、DUAL世代に思うことをまとめます。

 子どもは現在2歳と2カ月。世田谷区にある認可保育園の1歳クラスに息子を通わせている、フリーのライターです。

 今年4月、第1希望した認可園に決まりました、いや、勝ち取りました。「運よく入園できました♪」と控えめに言うのは不誠実なほど、必死で保活をしたんですよね。

 私の場合は、0歳クラスの認可保育園入園はハナから諦め(0歳は認可園の申し込み自体をしていません)、1歳クラス入園を目指して、戦略的に保活をしました。そのフリーランスならではの入園対策をお伝えする前に、まずは都内で認可保育園へ入園できるリアルな“合否ライン”について整理しましょう。

認可園入園はいかにポイントを加点するかの勝負

 ここからまとめていく内容はすべて世田谷区基準ですが、都内はどこも保育園不足なので事情は似たり寄ったりです。 

 自治体が入園を決める認可保育園は、両親ともに就労している、あるいは就労予定や求職中の場合は誰でも申し込めます。保育の利用基準を見ると、「月48時間以上の就労を常態」とありますから、最低でも週に12時間以上、例えば「週3回、4時間のアルバイト」といった働き方から申し込めます。

 とはいえ、単に申し込めるだけ、です。

 入園できているのは、ほとんどの場合が「週5日以上勤務し、1日8時間以上就労している」両親ともにフルタイムワーカーです。世田谷区でいうと、「週5日以上勤務し、かつ、週40時間以上の就労を常態」の場合、利用基準指数最高の「50」となります。

 このベースとなる「50」が夫婦2人分で「100」あるうえで、産休明け、または育休明け予定「+5」、兄弟姉妹が在園中または同時申し込み中「+5」、同居の祖父母やその他の親族が補完的な保育をできる状態にある「-6」などと、調整基準となる指数が加点&減点されていくので、「100」に加点できる要素を増やせるかが、入園のための勝負どころとなっています。

 産休・育児休暇中のフルタイムママの多くは、例えば子どもが9月1日生まれの場合、その翌年の4月に0歳クラスの入園(子ども0歳7カ月)を目指します。ここで0歳クラスの認可保育園に入れたら一番いいですが、0歳クラスは少ない募集枠に対して申込世帯が多いため、育休明けのフルタイムでも入園できないケースが少なくありません。

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