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親野智可等 だから小学校低学年の子どもは面白い

子育て・教育

親野智可等 だから小学校低学年の子どもは面白い

「みなさん、イスを入れて立ってください!」という号令をかけたが、一人の男子だけなかなか立ち上がらない。その理由は……

先日、日経BP社で小学校低学年のお子さんをお持ちの親を対象に、親野智可等さんのセミナーが開催されました。親野さんは公立小学校で23年間、教師を務めた経験から、メルマガ「親力で決まる子供の将来」を発行する教育評論家です。今回のセミナーでは、小学校生活を充実したものにするために、親は子どもとどう接していくのがいいのかという、親子のコミュニケーションについて聞きました。第1回のテーマは「小学校1~2年生のうちは“あり得ないこと”が起こる」です。

あり得ないことが起こるのが、小学校1年生


親野智可等さん

 こんにちは。私は親野智可等と申します。静岡県で23年間、小学校の教壇に立ってきました。小学校1年生から6年生まで、どの学年もまんべんなく受け持ち、ずっと学級担任をやってきました。学級担任として直接教えた子どもの数は約650人になります。

 教員になって最初のころは3~4年生を受け持つことが多かったのですが、教員生活半ばになってくると、5~6年生の高学年を受け持つことが多くなりました。5~6年生ともなると結構“歯ごたえ”があります。教員の立場からすると、授業も面白くてやり甲斐もありますし、何よりも、おやじギャグが通用するようになるんですね(笑)。4年生以下だとなかなか通用しないのですが、高学年ともなると、ちゃんと笑ってくれるようになります。

 こんなふうに楽しく教員生活を続けていたところ、あるとき校長先生から、「来年は1年生をやってくれないか」と言われました。そのころは1年生を受け持つなど考えたこともなく、正直なところ、ようやく高学年を受け持つ楽しさが分かってきたところだったので、「もうちょっと高学年を続けたいなあ」と。やはり、1年生は手が掛かりますし、特に入学直後の最初は大変ですから。

 とはいえ仕事ですから、当然、1年生を受け持つことになったわけです。ところが実際にやってみると、「これほど楽しいことはない!」というくらい毎日が楽しい。すっかり“病みつき”になって、それからは自ら進んで1~2年生の担当を希望するようになりました。

 1年生を受け持つと、次から次へと面白いことが起こるんです。

 初日のこと。無事に入学式を終えて、子ども達を引き連れて教室に行きました。みんな、ものすごく緊張していて、何も喋らずに座っているわけです。

 もちろん、私も緊張していましたが、まずこう言いました。

 「みなさん、入学おめでとうございます! 最初の挨拶をシッカリしましょう。それではみなさん、イスを入れて立ってください!」と。子ども達はすぐに立ち上がって、イスをしっかり机の下に入れて、“気をつけ”の姿勢で立っています。

國尾 一樹

國尾 一樹

コンテンツ企画・編集&ライター。早稲田大学卒業後、小学館の学年誌にてライター活動を開始。その後、主に週刊誌にて幅広いジャンルの特集記事、ルポ記事などを取材・執筆。ベネッセ『こどもちゃれんじぽけっと』の親向け情報誌にて父親のための子育て情報連載『オトコマエ育児』を担当した。以降、娘を持つパパライターとして、主に子育てや教育に関するメディアの特集記事や連載、書籍などにも関わっている。娘は現在、公立小学校と公設学童に通う2年生。“育児は育自”をモットーに毎日、娘から学ぶ日々を送りつつ、目黒区「子ども施策推進会議」委員として3年近く参加した。子育て&家事に積極的に関わろうとする父親のための集団やプロジェクトなどでも活動中。

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親野智可等 小学校低学年の子どもと親のコミュニケーション術

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