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子どもを否定的に叱らないための「合理的な工夫」

子育て・教育

子どもを否定的に叱らないための「合理的な工夫」

親野智可等/弊害が大きい「否定的声掛け」の代わりに、親が簡単にできる“すごワザ”3つ教えます!

勉強に取り掛かりやすくするための、“とりあえず準備方式”

 カバンの中身の出し方はかなり乱暴だそうですが、それでもいいんです。一度、カバンから全部、中身を出しておくことが重要なのです。その箱の中には、算数の宿題プリントも、書き取りドリルも、筆記用具も全部出ています。

 その結果、子どもは遊びから帰ってきたときに、宿題のプリントなどが目に入って、手に取りやすくなったんですね。

 これを始めてから、そのお母さんは男の子をガミガミ叱る回数が、一気に半分以下になったそうです。全部、箱の中に中身が出ているので手に取りやすい。そして、宿題に取りかかりやすくなったという好例です。

 それまでは、いくらガミガミ言っても何の進歩も見られず、ランドセルは閉まったまま。中に何が入っているのか、本人もよく分からないという状態でした。ランドセルを開けるだけでも面倒臭かったので、その中から宿題に必要なものを取り出すのはかなり大変なことだったのです。こういったひと工夫によって、事前に一歩でもゴールに近づいておくことが大事なのです。

 後日、そのお母さんはさらに、そこから一歩進歩させました。今度は箱の中から宿題に使うものを一式取り出して、ワンセットにしてテーブルの上に出しておくようにしました。これで、その日にやるべきことが目に見えて分かりやすくなりました。

 これを、私は“とりあえず準備方式”と呼んでいます。とりあえず準備しておけば、勉強に取りかかりやすくなります。なかなか勉強を始めないという悩みがある場合、何かこういった“とりあえず準備方式”を考えてみるとよいのではないでしょうか。

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親野智可等 小学校低学年の子どもと親のコミュニケーション術

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