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子育て・教育

放課後に本格英語身に付く「国際小学部」を見てきた

週5日の通学が条件。学力テストでは米国の小学生に肩を並べる結果も

全米統一学力テストの目覚ましい結果

 再びGrade 1のクラスに戻ると、4時限目は文法。on, aroundなどの前置詞を復習したのち、子どもたちは椅子を使ったジェスチャー・ゲームを楽しんでいる。

 チャイムが鳴り、18時。あっという間に4コマ、正味2時間の授業が終了した。

 この密度で週5日学習していけば相当の英語力が見込めるかも…と感じながらラウンジに戻り、昨年3月に生徒たちが受けた全米統一学力テストの結果を見せてもらったところ、1人の生徒の成績表に目が釘付けになった。なんと「99」! 文法力の偏差値だそうだ。読解力は64、算数も85という高い数値で、この子に限らず、ここの生徒たちは平均でグラマー80、読解60、算数80前後の偏差値を、米国の小学生を差し置いて(!)たたき出しているという。


前置詞を当てるジェスチャー・ゲーム。insideを表現したいけれど、椅子の中に体が入りきらず、underにしか見えない…という事態にみんなで爆笑

代表が語る“国際小学部を立ち上げた理由”


出産を機に、「この子を真のグローバル人材に」とプリスクールを立ち上げた柾木史子さん。3人の子どもたちはそのかいあってバイリンガルに育ち、高校生の長男は現在、フランスに留学中だという。英語教育に取り組む彼女の情熱にほだされ、総合商社に勤めていた夫は会社を辞め、銀行との折衝をはじめ、彼女が苦手な分野をフォロー。「共同経営者になってしまうと(男性の)自分が目立ってしまうからといって、彼は一歩下がって見守ってくれています」

 「1日正味2時間の授業でも成果は挙げられる、と実感しています」と話すのは、国際小学部の母体であるプリスクール「Learning Tree」を2003年に立ち上げた柾木史子さん。木場・月島・西葛西の各校に年間450人の子どもたちが通うが、卒園生たちが日本の小学校に進学後、次第に英語力を失ってゆくのが残念で仕方なかったという。

 「小説『アルジャーノンに花束を』ではないですが、あんなに自然に英語で冗談を言っていた子たちが、3年ほどでかなり忘れてしまう。もう少しお手伝いして、英語圏の小学校に転校してもやっていける“知的バイリンガル”を育てられないかと考え、米国の小学校カリキュラムに沿った国際小学部を創設することにしました」

 米国の小学校教師免許を持つスタッフと枠組みを練り上げ、厳しい審査を経て全米統一学力テストも受けられることになり、2015年度にまずはGrade 2をスタート(プリスクールですでにGrade 1相当の英語力を磨いていた生徒が多かったため)。徐々にクラスが増え、17年度にはGrade 1から4までのクラスがそろう予定だ。18年度以降に新設するGrade5,6に関しては、英語による中学受験を見据え、作文やディスカッションにも力を入れていくという。英語受験枠を新設する私立校が増える中、保護者たちからの期待の声も高まっているそうだ。

 週5日通学が必須のため、他の習い事は並行しづらいが、オプションで東京藝術大学出身の講師によるピアノ・レッスン(日本語)を受けられるという。


大統領選に沸いた昨秋、Grade 2クラスでは候補についての資料もテキストとして登場した。

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