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思春期の息子も目を輝かせる 親子で本気の「宝探し」

宝探しの会社「タカラッシュ」齊藤社長 「欲しいものは自らの頭と体を使い手に入れる。そのきっかけが『宝探し』」

醍醐味はプロセスを楽しむこと。それを支えるロケーションハンティングとは?

 参加者の声をみると、同じツール・同じ目的なのに、宝へのアプローチや宝探しを経験する中での印象が千差万別であるのが分かります。

 「私たちはツールを提供していて、どうそれを利用して楽しむかは参加者の方しだい。参加グループの数だけ宝探しにまつわるストーリーがあるのは興味深いですね」(齊藤さん)

 また、宝探しというと男性が好きそうというイメージを持っていたのですが「参加者全体、あるいはお子さんだけをみても、男女比はほぼ半々。むしろ女性の方が、“ひらめき”があって、大事な所で肝になることも。家族で参加をすると、お父さん、お母さん、そしてお子さんと、性別も年齢も違う、それぞれの得意分野も生かせて絆が深まります」と齊藤さんは言います。

 こういった魅力的な体験を支えるのが、箱の隠し場所や謎を作るためのロケーションハンティング(以下ロケハン)。特に地域活性をテーマにした企画は、隅々までロケハンをし、導線を工夫し、楽しみながら地域の認知が深まるように作り込みをしていくそう。自らも制作をされていた広報の落合さんによると「最初に、宝箱の隠し場所を決めるのですが、見ごたえがありながら、普通は足を踏み入れたり、目がいかないような場所……神社なら境内の裏側や、お地蔵さんの目線の先などに設定することが多いですね。それが決まると、どんな謎で導いていくのか想像しながら、周囲を観察し写真撮影を行います。現地にある風景や物を見ながら宝箱を発見できるようにするため、例えば『橋を一つ渡って、階段をのぼって、右に30歩』など、現場で実際に歩数をカウントし体感しながら綿密にロケハンをします。1日100枚以上写真をとっていることも多いですね」とのこと。

 齊藤さんも、携わった宝探しイベントで何度もロケハンに通ううちに、地域のマンホールの柄や位置を暗記するほどになったとか。探す方も本気なら、隠す方も本気モード。これが人気の秘訣のようです。最近は教育分野からも注目をされ、自治体が主催の場合には、地元の子どもたちに学校から宝探しの案内を配り、社会科の勉強として役立てているケースも多いといいます。


左)筆者もGWに明治村で開催された宝探しイベントに家族で挑戦 右)参加料は500円でツールは本格的。上手く園内を周遊するように設計されている

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