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「今の私だからできること」へキャリアチェンジ実現

2児を育てる外資系ママ(下)異動先でアメリカ出張のチャンスは泣く泣く断念したが、前向きに新しい仕事にチャレンジ

一人ひとりがハッピーな職場環境にしていくには

 今回の異動は、以前、年に一度のパフォーマンスレビュー時に、将来的な仕事内容の希望として書いたことを会社がよく理解してくれていたことで、スムーズに実現しました。

 オペレーション的な仕事ももちろん大切ですが、母親になった今だからこそ持てる視点や、会社に長くいるからこそ持てる視点もある。それに、ある程度現場の大変さを知っているような人が人事・コーポレート部門にもいたほうがいいのではないかと感じていました。私はマーケティングにいたので、日々現場の現実に面している営業の人たちとも接していたし、きれい事ではないところでの提言もできる。そういう役割が私に向いているのではないか。

 うちの会社では、グローバルで「Créateurs de Convivialité(Convivialityのクリエーターとなる)」というビジョンを掲げています。「Convivial」とは「和気あいあいとした」というような意味なのですが、お酒は人々が心温まる交流を楽しむ場にあって、その時間を輝かせるものであるという思いが込められています。

 そうしたコンヴィヴィアルな時間を提供するものを売るのに、職場の風通しが悪かったり、社内コミュニケーションが円滑でなければ、コンヴィヴィアルな会社とは言えませんよね。だからこそ、一人ひとりが仕事をしていてハッピーでなくてはいけない。会社のビジョンに対して誠実な職場をつくることは、社内に対しても社外に対しても大切なことであり、その中に働き方改革もうまく組み込めるようチームで協力していきたいと思っています。

 一つ提案したいと考えているのは、将来さらにフレキシブルに働ける体制をつくることです。例えば通勤時間をセーブすることで、仕事の効率を上げ、全ての社員にとって、それぞれに合った有意義な時間の使い方が実現するかもしれません。そういうことを会社としてケアすることで、社員のエンゲージメントも高まり、良い仕事ができるようになるのではと思っています。

 ベビーシッターの方にお願いするようになってから、主婦の方たちの能力をキャリアとして応援したい気持ちも大きくなっています。子育てとか家事とか、今まで対価をもらわないで当たり前にやってきたことって、すごいスキルだと思うんです。私みたいに家事がもともと得意じゃない人や時間のない人のため、彼らのスキルが社会貢献になっているのはすごくいいこと。ちゃんとプロの仕事をやってくれているので対価を払うのは当然だし、もったいないとは全然思いません。自分がこうしたいと思う時間の使い方、人生の送り方のために必要な経費として考えています

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