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2児を育てる外資系ママ(下)異動先でアメリカ出張のチャンスは泣く泣く断念したが、前向きに新しい仕事にチャレンジ

切望したアメリカ出張を断念

 実は今年の10月後半に、ワシントンD.C.でグローバルのS&R担当者が集まる会議が行われます。すごく行きたかったのですが、今回夫は替えの利かない大切な仕事が入っていて休めない。彼がいなくても出張に行ける方法はないかと必死に考えました。

 泊りがけでベビーシッターを頼んだら1日4万円もするし、いっそのこと娘2人を一緒に出張に連れて行き、ロサンゼルスに住んでいる妹にワシントンD.C.まで来て面倒を見てもらうのはどうか――。そんなプランを立てて、上司もOKをくれることになっていました。

 でもよくよく考えると、小さい子どもを自分の都合で13時間も飛行機に乗せて連れていくのはどうなんだろう、もし体調を崩したときに1人で対応できるのか、取り返しのつかないことが起きたら一生後悔するのではないか…といろんなことが頭に浮かんできました。

 どんなに行きたくても諦めなくてはいけないこともあって、それが今回なのだろうと結局は断念しました。ただ、上司や人事とこういう話をできたことはよかったし、長期的な課題として検討してもらういい機会になったと思います

 仕事に対して前向きに気持ちを切り替えて行動してきて、今こうしてやりたいことができる環境にいられることをありがたく思っています。子育ては相変わらず大変だし、今は下の子がイヤイヤ期の真っ最中。でも日々成長しているなあというのはすごく感じます。

働く母がとてもかっこよく見えた

 思えば私の亡くなった母は、その世代では珍しく仕事が好きな働く女性で、61歳で他界しましたが、50代にがんになるまで、ずっと働いていました。小さいころは、周りは専業主婦のお母さんが多かったので、うちはちょっと違うなとは思っていたのですが、働いているお母さんがすごくかっこよかった。帰りが遅かったり、土日も出勤したりすることについて、嫌だとは思っていませんでした。

 百貨店の人事部門でスタッフのトレーニングを担当していて、家に帰ってくると仕事でのいろんな出来事や職場の人のことを、まだ小さい私たち姉妹に話してくれるんです。それが面白くて。「ああ、お母さんはいろんな人と仕事をしていて楽しそうだな」と思っていました。

 すごく生き生きと輝いていたなというのがずっと印象に残っていて、自然と私も影響を受けているのかもしれません。

 子どもは子どもで毎日保育園で頑張って遊んだり学んだりしているのだから、同じくらい自分の人生も充実させたい。これから伸びていく子どもと同じように、私もまだまだ成長していきたいと思います

(文/谷口絵美 撮影/坂斎清)

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