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2児を育てる外資系ママ(上)職場復帰後ブレーキをかけていたが、夫の協力を得て海外出張へ

もっと早く夫に相談していればよかった

 夫はフリーのテレビカメラマンで、平日は基本的に家にいません。レギュラーで担当している泊まりがけの地方取材があり、毎週金曜に帰宅して、日曜には次の取材先へ出発するというサイクルで生活しています。

 フリーという立場上、仕事を休めば当然、その間お金は入ってきませんし、次の保障がない中で来た仕事を断るというのは大変なこと。だからこそ、私としてはいつも夫の仕事を最優先にしたいと思ってきました。

 でも、私が諦め続けるのもよくないと思って、オーストラリア出張を機に話し合ってみたんです。すると、彼は私に合わせて仕事の都合をつけることを「全然構わないよ」と言ってくれた。実際、私の出張中は仕事を完全に休んで保育園の送り迎えから食事まで問題なくやってくれました。子どもたちも普段パパに会えない分、濃密な時間を過ごせたようです。

 私一人が「夫に絶対仕事を断らせてはいけない」と思い込んでいただけで、もっと早く相談すれば色々工面はできたのかもしれません。もちろんどうしても断れない仕事はあるでしょうが、それ以外ではためらわずにお願いすることにしました。

ベビーシッターに初めてお願いしてみた

 オーストラリア出張は、担当していた「ジェイコブス・クリーク」というワインのキャンペーン用の写真撮影と情報取材が目的でした。ブランドのアンバサダーである元プロテニスプレイヤーの杉山愛さんをワイナリーにお連れし、キャンペーンサイトや店頭プロモーション、リーフレットといった様々なツールに使う写真を、数日間でまとめて撮影するというタイトなスケジュール。現地に行ったことがなかったので、着いてからロケハンをしつつ、撮影順序などを関係者と詰めていきました。

 同行するはずだったオーストラリア人の上司が急用で不在となり、私が現場を仕切らなくてはいけない立場になりました。そのときに、アメリカで長年取材コーディネーターとして様々な交渉や段取りをしてきた経験が生きたんです。必要なカットを無事にすべて撮影することができたときは、「ああ、私らしい仕事をまたやらせてもらえたな」という自信になりました。周りに迷惑をかけたり、うまくいかないこともあったりするかもしれないけれど、基本的な姿勢は「やります!」というアプローチに変えていこうと思いました。

 普段夫が家にいない生活は子どもが生まれる前からなので子どもたちは慣れていますが、さすがに2週間まるまる不在になったりするときは、私の気が狂いそうになります(笑)。何とか予定を作ってママ友たちと遊んだり、実家に連れて行ったりするようにしています。

 長女を出産したときはあまりにも夫が家にいないので、1年間、同じ県内の実家で母の手を借りながら子育てをして、夫にも週末は直接出張から実家のほうに帰ってきてもらっていました。でもその後、母が病気で亡くなり、2人目の出産にあたって実家は頼れなくなった。10歳年上の夫の親は高齢で、義母はすでに他界。さすがに自分一人で新生児とイヤイヤ期真っ盛りの2歳児の面倒を見るのは無理だと思って、初めてベビーシッターにお願いすることを考え始めました。

 私も最初は人を雇うことなど全く考えていませんでしたが、住んでいる自治体がベビーシッターの助成制度を設けていたので、せっかくだからとシッター派遣会社のコーディネーターに話を聞いてみることにしました。たまたますぐ近くにベテランのいい方がいると紹介してもらい、お願いしてみたらすごくよかったんです。

 自分だけでも何とかできたかもしれないけれど、やっぱりギリギリの状態になります。でもシッターさんがいれば、例えば下の子を見てもらっているときに上の子とゆっくり過ごすというような時間の使い方ができる。今でも週3回、午後4時半から7時半まで、家事サポートも含むプランで定期的にずっとお願いしています。

 週に1回くらいは保育園のお迎えもお願いして、子どもたちを連れて帰ってそのまま遊んでもらっています。それによって、いつも時計を見ながら電車に飛び乗っていたのが、ゆっくり歩いて帰れたり、スーパーへ買い物に立ち寄れたりするんです。そういう余裕が生まれるだけでもすごくありがたい。逆に全部自分でやろうとすると、そんなことさえもできないんですよね。

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