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「放てば手に満てり」執着を離せば心が軽くなる

頑張っている親御さんほど、何もかも自分で抱え込んでしまいがち。苦しくなったらあれもこれも求める気持ちを手放してみる

名僧・松原泰道を祖父に持ち、東京都世田谷区野沢にある「龍雲寺」第十二代住職を務める細川晋輔さん。2歳の娘さんを持つパパでもあります。龍雲寺は「臨済宗」という禅宗のお寺です。禅宗の長い歴史の中で、多くの禅僧たちが“心を調えるために”伝えてきた言葉は「禅語」と呼ばれています。「こんなとき、どうしたらいいのかな」。子育てにちょっと戸惑いを感じたときに、“心のサプリメント”として効く禅語をご紹介していきましょう。

ゴールデンウイーク明け、学校に行くのがイヤになったとき

 こんにちは。花の美しい季節になりましたね。「令和」という新しい時代の始まりにも心が躍ります。新しい学校に入学したり、新しい学年がスタートしたりして緊張していた子どもたちの心もそろそろほぐれてきた……かな? ゴールデンウイーク明けは五月病がちょっと心配なところですね。

 この季節、お子さんたちにはぜひ、「即今目前(そっこんもくぜん)」という禅語を教えてあげていただきたいと思います。これは「今、目の前にあることだけを考えて、一生懸命やっていこう」という意味です。

 4月~5月は新しい環境の中で、子どもたちも大なり小なり心にストレスを抱えていることでしょう。いろいろなことを考え過ぎて、学校に行くのがイヤになってしまうときがあるのも当然のことです。

 そんなときはちょっとだけ心を一旦停止して、目の前のことだけに集中したほうがいいんだよ。お子さんにはそんなふうに声をかけてあげてほしいと思います。

細川晋輔さん
次ページ 目の前のことを一つずつ積み上げていく...

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