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子どもを叱るときは「ユーモア・アプローチ」を

子育て・教育

子どもを叱るときは「ユーモア・アプローチ」を

帰宅時の手洗い、うがい、好き嫌いがある子の食事、子ども同士のケンカで「ユーモア」を上手に生かす

子どもの教育やしつけ、変化する夫婦関係、仕事と家庭のバランス――。子どもの成長とともに、共働きのDUAL世代にはさまざまな難問が立ちはだかります。そんな迷えるママ、パパに「失敗したっていいじゃない。間違ったらやり直せばいいんだから」と温かいエールを送るのは、幼児教育を通して数多くの家庭をコンサルティングしてきたチャイルド・ファミリーコンサルタントの山本直美さん。連載では、家族がチームとして協力し、自分達らしい家族を形成する「ファミリー・ビルディング」の考え方を基に、DUAL世代のパパやママにアドバイスします。

今回のテーマは、「子どものしつけ」。気付けば口うるさく叱ってしまうというしつけのお悩みに山本さんがアドバイスします。

相談「子どものしつけ、ついつい口うるさく叱ってしまいます」

Q. 日常的なしつけをするとき、子どもが言うことを聞いてくれないのでついガミガミと叱ってしまいます。こんなお小言ばかり毎日言いたくないのに……という気持ちでいっぱいです。

A.正論を振りかざしても聞いてくれないのが子ども。うるさく叱りたくなるときは、子どもが信じるファンタジーの世界を土台にした「ユーモア・アプローチ」を試してみて!

 年が明けてからの3カ月は、毎年あっという間に過ぎていきますね。おうちでは、春の入園入学や進級もそろそろ視野に入ってくる季節。お子さんの様子がいつも以上に気になり、ついつい気持ちがヒートアップ、気付けば毎日叱ってばかり……という状況を悩ましく思っている方もいらっしゃるかもしれません。

 そんなとき、ぜひ意識的に取り入れることをおすすめしたいのが「ユーモア・アプローチ」です。子どもへの「丁寧な言葉かけ」と言われるとちょっと肩に力が入ってしまいますが、「ユーモア」と聞くと、取り組むのにもなんだか元気が出そうな気がしませんか?

成長とともに「ユーモア」の感度も発達する

 子どもの発達の中でも、「笑い」や「ユーモア」に関わる取り組みはとても大事なテーマです。

 子どもたちは4、5歳になると社会性が発達し、面白いことや楽しいことに対する感度が高まっていきます。しかし、「楽しいのはいいことだけれど、人に恥をかかせるようなことはしちゃいけない」「わざとじゃない失敗は笑っちゃいけない」などと伝えるのは、なかなか難しいことです。

 人が何か失敗したのを見て指を差して笑ってしまったときや、誰かが転んだのをつい笑ってしまったとき。「わざとじゃないのに、笑われたらどんな気持ちかな?」と、子どもたちの気持ちに寄り添いながら学び合っていくことがとても大切です。

 子どもは笑いのあるところに注目し、それが「やる気スイッチ」にもなりますから、ぜひ大切なことを伝えるときは、ユーモアを上手に生かして子育てに取り組んでほしいなと思います。

 実は以前の私も、常に物事を真正面から捉えるタイプだったように思います。でも、「正論」を言ってもなかなか聞いてくれないのが子どもたちです。

 特に日常生活においては、「毎日が発見の連続で楽しくて仕方ない!」という子どもたちと同じテンションでいるのは大変です。もちろん大人も、知らなかったことを知ったりするとテンションが上がりますが、子どもたちは常にそんな状態でいろんなことを探求し続けています。

 サッカーなどのスポーツを一緒にやったり、一緒にクッキングをしたりクラフトを作ったり……。課題に一緒に取り組んで共感し合える時間を持てるときはまだ楽かもしれません。しかし、現実的には仕事や家事をはじめ、やらなくてはいけないことがたくさんあります。忙しい日々の生活の中で、子どもの視点に立ってテンションを合わせるのはとても難しいことですね。

 そんな中で、瞬間的に子どもと大人を同じテンションでつないでくれる共通ワードが“ユーモア”なのです。

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教えて!直美先生 ~こんなとき、どうしたらいい?~

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