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夫が転職で年収半減 教育資金はどう確保していく?

【お金の悩み】教育費捻出に向けた家計の見直し(上)貯蓄は多いが、教育費のために取り崩し続けても大丈夫なのか

長男誕生後に勧められて入った保険は教育資金として使えず

前野 現状確認ができたところで、いよいよ教育費についてです。兄弟ともに中学・高校は私立、大学は公立を想定していらっしゃるんですね。

M子 はい、希望としては。

前野 お兄ちゃんは理系っぽいですか? 文系ですか?

M子 算数は得意ですけど、理科が苦手で。でも、理屈っぽいから、やっぱり理系かな。

前野 理屈っぽいんですね(笑)。では、理系に進むとして大学が私立だとしたら、学費は全部出してあげますか。それとも奨学金を利用しますか。

M子 うーん、やっぱり出してあげたいです。

前野 私立理系だとすると、入学金と4年間の合計で600万円くらいかかります。入学までに全額準備するか、半分くらいを目標にするか、夫婦で話し合って大学用の積み立てを考えていきましょう。学資保険や子ども保険など、大学費用としてためているお金はありますか?

M子 長男が生まれたときに勧められて、長男を被保険者にして私が入った定期保険があります。これは大学費用になりますでしょうか?

前野 保険証券を確認すると……定期保険ですが、特約が付いているので、ここからお金を受け取ることができますね。この保険の保険期間はお子さんが30歳になるまでですね。それまでに万一、お子さんが亡くなったら300万円が支払われるというものです。ただし、特約が付いているので、お子さんが30歳になったときに90万円が受け取れます。あと、数年おきに1回につき9万円が生存給付金として支払われるようですが、お持ちいただいた証券のコピーが薄くて、何年ごとの給付なのかがちょっと分かりません……。

M子 えっ、そんな保険なんですか。30歳だったら、大学費用どころか、結婚資金くらいにしかなりませんね。

前野 この満期のお金は、大学に入るときには間に合わないので、学資保険代わりにはならないですね。保険に入るときは目的が大事なんです。

M子 どういう意図で入ったのかも、もう忘れてしまったんです。ちょっとショックです。

前野 さあ、ではこれからどうやって教育資金をためていくべきか、考えていきましょう。

保険に入るときは、目的に合っているかどうかをよく考えて

――「解決編」に続く!

(取材・文/大友康子 イラスト/エイイチ イメージ写真/iStock)

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前野 彩

前野 彩

株式会社Cras代表取締役。FPオフィス will代表。ファイナンシャル・プランナー。中学校・高校の保健室の先生を経て、結婚、退職、住宅購入、加入保険会社の破たんを経てFPに転身。自らの住宅ローンで800万円、生命保険で1000万円の見直しを行った経験を持つ。「お金の安心と可能性をかたちにし、心の自立と輝く明日をつくる」ことを理念に、「知れば得トク、知らなきゃソンするお金の知恵」を子育て世帯や女性に伝えている。個別相談は1万円(税別)と、安心して利用できる相談料が設定されており、講演やテレビでも活躍中。著書多数。近著に『教育費&子育て費 賢い家族のお金の新ルール』(日経BP社)、『本気で家計を変えたいあなたへ ~書き込むお金のワークブック<第3版>』(日本経済新聞出版社)、『今日からできる!障がいのある子のお金トレーニング』(翔泳社)、『書けばわかる! 子育てファミリーのハッピーマネープラン』(マンガ:此林ミサ、日本経済新聞出版社)。
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