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母が大変な日本 根底には男女の意識差が今もある

子育て・教育

母が大変な日本 根底には男女の意識差が今もある

【夫婦連載スタート!】 社会派ママ&ミュージシャンパパ、二人らしい子育てを語ります。インフル時期につるちゃんが思ったことは?

仕事のやりがいに男女格差はないことを広めたい

 夫は単身赴任という中、働きつつ子育てするAさんに話を伺ったとき、「子育ては保育園やシッターさん、家事は代行サービスを使っている。でも正直一番しんどいのは、やりがいのある仕事ができないこと」とおっしゃっていました。そう、当たり前だけど、仕事のやりがいにも男女差なんてない

 これが現状で、それと戦って自由を勝ち取っていかなければいけないんですよね。気が遠くなる。戦うと、面倒くさい人ってレッテルも張られますしね、差別に対して声をあげる人を「面倒くさい人認定」する人のほうが、よっぽど面倒くさいですが……。正直、思考停止してずっと逃避していたい、ずっと二次元を見ていたい……。

 そんなわけで男性がこういう問題を発信してくれるの、涙が出るほど嬉しいんですよ。この人は「もし自分の大切な人がこんな差別にあったら?」って想像して、動ける人なんだって。「男なんだから稼いできて当たり前」って押し付けも、同時に無くしたいところでもあります。

 私自身、産む性であることに仕事のやりにくさを感じました。「妊娠中のトラブルで迷惑かけるなあ」とか「仕事なくなるかな」とか「使いにくいって思われるだろうな」って気持ちが生まれてしまいました。娘と離れ仕事へ行くときの罪悪感も当初かなりありました(今は笑顔で行くようにしてます)。

 しかし、そんな状況下でも娘の輝きは凄まじく、心底産んで良かったと思っています。なんて愛らしく、尊く、私を成長させてくれるんだろう。彼女が一つ言葉を覚え、発するだけで、生でピカソを見て衝撃を受けるレベルの感動が心に押し寄せます。こんな日々感動しっぱなしでいられる幸せはこれまでなかった。父親がこの幸せを享受しにくい社会だとすると、それも本当に問題です

 でも尊い娘に将来、女だからという理由でつらい思いをしてほしくない。もし息子だったとしても、自分の息子が誰かを差別するような人にはなってほしくない。

 よければ、この記事をパートナーとシェアしてみてはいかがでしょう。すっとLINEででも送ってみてください。そして記事を読んだ男性の方、よければ男性という立場で発信してください。大切な人のために立ち上がる人を、私は心底かっこいいと思います。

次ページでは犬山さんの主張に対して、夫・劔 樹人さんが感想や意見をマンガにしてお届けします。

犬山 紙子(いぬやま かみこ)
氏名(しめい) イラストエッセイスト。1981年生まれ。ファッション誌の編集者や母親の介護をしながらのニート生活を経て、2011年『負け美女 ルックスが仇になる』(マガジンハウス)を出版し注目される。物事の本質をとらえた歯切れのよいコメントが共感を呼び、TVや雑誌、Webなどで活躍中。『私、子ども欲しいかもしれない。』(平凡社)など著書多数。2014年8月にミュージシャンの劔樹人さんと結婚し、2017年1月に女児を出産し保活を経験。現在は劔さんが家事・育児をメーンで担当する共働き生活を送っている。2018年からは、志を同じくするママタレントたちと児童虐待の根絶に向けた活動「♯こどものいのちはこどものもの」にも取り組んでいる。
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