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時短勤務したパパの夕食作りが新商品のアイデアに

【新連載スタート!】ハウス食品「味付カレーパウダー バーモントカレー味」【前編】働くお母さんの“名もなきメニュー”を助ける調味料を作りたかった

あの商品が誕生するきっかけは、リアルな共働き子育て生活の中にあった――。そんなDUAL世代ならではの商品開発の舞台裏を伝える、新たな連載「DUALな知恵 産業の裏側」がスタート。第1回で取り上げるのは、ハウス食品が今年2月に発売し、予想の2倍以上の売れ行きを見せている「味付カレーパウダー バーモントカレー味」。妻に代わって時短勤務を行い、二人の娘の夕食作りを経験したことが仕事にも生かされたという、黒部史明さんの新商品開発までのストーリーを前編・後編に分けてお届けする。

「働くお母さん」をコアターゲットに

 「新商品の開発に取り組んでほしい」。入社以来、ずっと研究所に勤務していた黒部史明さんにとって、それは思ってもみなかった話だった。同社の商品開発では、企画部門が立てたプランを研究所で具現化するというのが一般的な進め方。だが、今回は斬新なヒット商品を生み出すために、研究所のメンバー自らがゼロベースで新商品を企画・開発せよとのミッションが下ったのだ。

 「商品を企画するのは初めての経験ですし、当初は戸惑うことばかりで、なかなか『これだ!』といったアイデアは思い付きませんでした」

 ヒット商品にするには、多くの人に買ってもらえるものにしなければならない。だから当初は市場トレンドやいろいろなターゲットの調査データをもとに、万人受けしそうなものばかりを考えていた。でも、進展がないまま9カ月が過ぎた頃、黒部さんのチームは「ターゲットを絞ろう」と発想を転換する。

 「コアターゲットとして設定したのは、3歳から10歳の子どもを持つ共働き世帯のお母さんでした。週のうち3日以上、1日当たり5時間以上働き、平日の夕食は週に3~4日程度は自宅で調理をする女性を想定して、この人たちがどのような生活を送り、何を望んでいるのかを徹底的に探ることからスタートしました

ハウス食品 新領域開発部 3グループ グループ長の黒部史明さん
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