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プロジェクト化すれば「自分で歩く」気持ちが育つ

子ども主体で1日がかりの自然遊びを計画「高尾山に登ろう」/1~2カ月準備して本番、最後はアウトプット

 子どもを自然に触れさせたいけど、都会ではなかなか難しい――。そんなふうに諦めてしまっていませんか。「都会の公園でも、道端の街路樹でも自然体験は可能です」。保育園などでネイチャープログラムを実施している長谷部雅一さんは言います。

 今回は、とうとう最終回。「親子で高尾山に登る」などの自然体験を企画して、1カ月ぐらい楽しむ「プロジェクト型遊び」について、お話しいだたきます。「自分で歩きたい」という気持ちを子どもが育むために大事なこととは?

高尾山に登ろう!1日がかりの自然遊びを計画する

 これまで、都会で自然体験する方法を中心にお伝えしてきました。身近な公園遊びなどを通じて、外で遊ぶことに慣れてきたら、思い切って遠出して、1日かけて自然遊びをしに行ってみてはいかがでしょうか。

 外で遊んだ経験が少ないと、暑い、寒い、風が強い、人がたくさんいる、などの環境だけで疲れてしまうこともありますが、これまでの公園遊びで「外慣れ」していれば、外にいるだけで疲れるということもないでしょう。

 気候のよい秋から初冬にかけては、東京近郊にお住まいであれば、高尾山はおすすめです。高尾山はケーブルカーがあるため、歩きに自信がない人も、楽しめるのがメリットです。まだそんなに距離を歩けない小さな子どもを連れているなら、全部ケーブルカーを利用しても構いませんし、逆にケーブルカーに乗ることを楽しみにして、思っているより長く歩けるかもしれません。高尾山はあくまでも一例ですが、小さい子を連れて行くなら、徒歩やケーブルカーなど複数の選択肢がある場所がいいかと思います。

 わが家も娘がいます。娘は3歳半ばのとき、高尾山の頂上まで上りだけ歩き、帰りはケーブルカーで下りました。4歳になってからは、家族みんなでヘッドライトをつけて、夜20時ぐらいから登って深夜に降りたこともあります。昆虫好きな大人の方などが夜も割と登っているので10人ぐらいとすれ違いました。いたちが横切ったり、むささびが飛んだりするのも、見ることができました。

 子連れでいきなり夜に行くのはおすすめしませんが、年長ぐらいになれば、暑過ぎたり、寒過ぎたり、雨が降ったりしていなければ、上りか下りのどちらか片道は歩ける子どもが多いのではないかなと思います。

「プロジェクト型保育」ならぬ、親子で「プロジェクト型遊び」を

 行くと決めたら、「高尾山へ行く」を一つのプロジェクトとして取り組むのがいいでしょう。1~2カ月かけて準備します。1カ月といっても、親子で取り組めるのがパパの休日、例えば週末だけだと考えると、4回しかないですからね。保育の現場では、「プロジェクト型保育」などと呼ばれますが、家庭でもプロジェクト型の遊びを取り入れてみてはいかがでしょうか。

(写真提供:長谷部雅一)
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都会の公園でネイチャーパパになる 長谷部雅一

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